プレスリリース

“和の照明”を再定義する新ブランド『yomosugara』、ミラノデザインウィーク2025で展示スタート

リリース発行企業:株式会社タカショーデジテック

情報提供:

屋外照明専門メーカーの株式会社タカショーデジテック(本社:和歌山県海南市 代表取締役社長:古澤良祐)と世界的なデザインスタジオTangent(所在地:英国ロンドン/東京 代表:吉本英樹)は、2025年4月7日より、イタリア・ミラノにおける世界最大のデザインイベント、ミラノデザインウィーク2025に出展し、屋外照明ブランド『yomosugara(よもすがら)』の展示を世界に向けてスタートいたしました。

写真 太田拓実

『yomosugara』は、これまでの伝統的な和風照明にとらわれない現代的なデザインと、日本の原風景や自然と調和したやわらかな灯りで、“和の照明”を再定義し、夜の庭の過ごし方を提案する屋外照明の新ブランドです。今回のミラノデザインウィークでは、Shobu、Suiren、Kodamaの3シリーズ、計7製品を会場に展示しています。
展示会場となるレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館の「Cavallerizze(カヴァッレリッツェ)」には、白い砂利の上に黒い楕円状のプレートを点在させ、各製品をランダムに配置することで、人工的ではない自然なリズムを感じさせる空間を作り上げました。余白を持たせたレイアウトにより、水辺や山といった日本の原風景を表現しています。典型的な和風庭園ではなく、白と黒のモノトーンに絞った空間に置くことで、『yomosugara』の有機的なフォルムや安らいだ灯り、日本的な精神性を強く印象づけることを狙いとしています。
また、シンプルかつモダンな展示デザインを通して、見る人に、様々な空間での『yomosugara』の活用をイメージしていただくことを期待しています。









写真 太田拓実

【両社代表およびデザイナーのコメント】
株式会社タカショーデジテック 代表取締役社長:古澤良祐
念願だったミラノデザインウィークへの出展が実現し、感激しています。「和の照明の再定義」を掲げ誕生した『yomosugara』シリーズが、世界のクリエイターにどう評価されるのか楽しみです。日本の伝統美と革新を融合したこの作品を通じ、新たな視点や創造的対話が生まれることを願っています。

TANGENT 代表:吉本英樹
これまで様々なプロジェクトでミラノデザインウィークでの展示を経験してきましたが、タカショーデジテックさんと共にゼロから生み出した新しいブランド『yomosugara』を出展できることは、大きな喜びです。これを起点に、国際的なマーケットに向けて、ブランドを育てていきたいと思います。

株式会社タカショーデジテック 『yomosugara』ディレクター:岩根明
長らく変わることのなかった和の照明を、私たちらしい視点で革新することができました。禅にも通じるこの日本的な空間で、全く新しいデザインを世界に問いかけます。
過去数回にわたる日本国内での展示では、特に海外の方々からの手応えを感じていましたが、世界から注目が集まるこのミラノでどのような声が聞かれるのか、今から身が引き締まる思いです。世界中で和の照明のイメージがアップデートされることを期待しています。

TANGENT 『yomosugara』アートディレクター / チーフデザイナー:舌佑樹
タカショーデジテックさんと一緒に開発してきた『yomosugara』をミラノで発表できることを嬉しく思っています。つくるのが難しいデザインでしたが、タカショーデジテックさんの長年培われてきた屋外照明技術によって製品として実現することができました。発売の準備も着々と進めており、ミラノでたくさんの人に見てもえることを楽しみにしています。

【”yomosugara” New outdoor lighting brands 展示概要】
日時:プレスデイ 2025年4月7日(月)
一般公開 2025年4月8日(火)~13日(日)、10時 - 19時30分 
会場:レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館Cavallerizzeエリア
住所:via Olona 4 , 20123 Milan
屋外照明ブランド『 yomosugara 』とは
ブランド名の「よもすがら」は万葉集でも使われた日本の古語で、夜通し、一晩中などの意味をもちます。昔の人々がよもすがら人や風景に思いを馳せた時間の豊かさをブランド名に込めました。『yomosugara』は夜の過ごし方を現代に問いかける。そんな灯りのブランドです。



『yomosugara』は、日本の原風景や日本人の自然に対する考え方にフォーカスすることで生み出されました。私たちの考える日本らしい灯りは、夕暮れから夜にうつりかわる薄暮の時間の薄明りや、夜の川に映る月明りといった、日本人が古くから親しんできた自然と共にある灯りです。海外の装飾的で主張の強い照明とは異なり、自然に寄り添ったデザインは日本的な心安らぐ夜の灯りとして、やわらかな和の空気を醸し出します。
和の空間での使用だけでなく、さまざまな空間に取り入れられるデザインとなっており、海外の設計者・デザイナーや日本文化に関心の高い層をターゲットに、海外市場を主軸とした日本発の屋外照明ブランドとして展開しています。
https://yomosugara.jp/

Shobu端正な菖蒲の凛とした姿をモチーフにした間接光の灯具「Shobu」。 細身でシャープな造形は静かに佇み、しなやかな光を放ちます。 アプローチの足元を灯す2灯型と、空間に奥行きをもたらす3灯型をラインアップします。





Suiren水面に睡蓮の葉が浮かぶ しん とした静寂な風景を表現する「Suiren」。 クリアな層に覆われたデザインは澄んだ水に包まれた潤いのあるイメージを醸し出します。 高さと大きさの異なる3つの灯具を配灯することで、自然なレイアウトを可能にします。





Kodama樹木に宿る精霊をその名に冠した「Kodama」。有機的なフォルムと、クリアな膜に覆われた光を特徴とし、 自然に寄り添うあかりを灯します。ふたつの灯具を備えたパスライトは、それぞれの高さと向きを変えることができ、 連灯することでゆらぎのある景色を演出します。柔らかく大きな光で周囲を照らすフロアライトは一灯でも存在感を持ち、 安らぎのある空間をつくりだします。





屋外照明のエキスパートのタカショーデジテックと世界で活躍するTangentのコラボレーション
2015年にロンドンにて創業したTangent。デザインとエンジニアリングの発展的な融合を得意とし、Lexus やHermesをはじめとした世界的なラグジュアリーブランドへのデザイン提供や、ドバイにある世界最大の高層タワーのブルジュ・ハリファのファサードで使用されたアニメーションなど世界中で活躍しています。
これまでもタカショーデジテックとTangent、吉本英樹氏は六本木アートナイト2022にて展示された『INAHO』の製造や、名古屋駅前のミッドランドスクエアで2022年に展示されたクリスマスツリー、和歌山県高野山の宿坊『恵光院』の壁面アート『月輪(がちりん)』などでコラボレーションしており、タカショーデジテックの技術とTangentのデザインに互いに可能性を感じ、2023年にパートナー契約を締結。


住宅や商業施設、宿泊施設など、様々な空間において顧客の要望に合わせた最適な照明計画を提案し、屋外空間を生み出してきたタカショーデジテック。そのバックグラウンドを元に、商品の企画から開発、製造を一貫して行なっており、屋外環境下でも安心して使用できる安全で高品質な製品を作り出しています。この経験と、世界で活躍しているTangentのデザイン力が融合し、オリジナリティの高いデザインと独自の世界観を生み出す屋外照明ブランド『yomosugara』が誕生しました。



株式会社タカショーデジテック
和歌山県海南市に本社を構え、「屋外照明事業」「LEDサイン事業」「イルミネーション事業」「デザイン事業」を主要事業として展開。「光の演出で人の心を彩る」光を通して人の心に感動や安らぎを与えることを経営理念、行動指針として、「今ある光の入れ替えでは無く、今暗いところに光を灯す」を掲げる。
照明の企画、開発、製造からプランニングや施工までを一貫して行っており、屋外環境下でも安心して使用できる安全で高品質な製品を販売。低電圧で安全性が高く電気工事士資格がない方でも照明を扱えるローボルトを中心とした約2,200アイテムの屋外照明のラインアップは、一般住宅からホテル旅館、アウトドア施設、商業施設などの大規模空間まで幅広く対応。東京スカイツリータウン内にある東京ソラマチや、グリーンスプリングス、大阪のてんしば、福岡のPayPayドームなど全国各地のイルミネーションに携わる。
また、2017年に始まったイルミネーションイベントの『フェスタ・ルーチェ』の企画運営や、2022年に実施した『照らしちゃる矢櫃 -YABITSU LIGHT UP PROJECT- 』は世界3大デザイン賞のiFデザインアワードや日本空間デザイン賞、日本サインデザイン賞を受賞するなど、光による地方創生にも取り組む。
https://takasho-digitec.jp/

代表取締役社長:古澤良祐
1977年生まれ。愛知県出身。大学卒業後イギリスへの海外留学を経て、2002年和歌山県海南市に本社を置く株式会社タカショー国際部に入社。社長秘書兼通訳として世界を飛び回る。LED照明と屋外空間の親和性にいち早く着目し、2004年LEDサイン事業、屋外照明事業、イルミネーション事業を手がける株式会社タカショーデジテックを設立し同社取締役に、2019年代表取締役社長に就任。

yomosugara ディレクター:岩根明
1970年生まれ。大阪府出身。金沢美術工芸大学で工業デザインを専攻。デザイナーとして照明メーカーに入社。松下電工(現パナソニック)ブランドの屋外照明を中心に、数多くの商品デザインを担当。同社照明デザイン室での勤務を経て2013年、株式会社タカショーに入社。以来、屋外照明の企画・デザインに携わる。

TANGENT
2015年、英国ロンドンにて、Tangent Design and Invention Ltd社として創業。2021年、東京に株式会社Tangent Japanを設立し、日英を拠点にさらに活動の幅を広げる。デザインとエンジニアリングの発展的な融合を得意とし、世界的なラグジュアリーブランドに多くのデザインやコンセプトを提供するほか、テクノロジー起点の新規事業開発から、街づくりに関わるまで、幅広い領域において活躍する。
主な作品に、ミラノデザインウィークにてLexusと発表されたインスタレーション『Beyond the Horizon』(2024)、種子島宇宙芸術祭のための巨大な壁面アート『Orb』(2023)、伝統的な金沢箔と最先端レーザー加工技術を融合したアート『Dawn』(2023)、国際高級時計サロンSIHH(Salon International de la Haute Horlogerie)でのHermesパビリオンのインスタレーション『Here』(2019)、Wonderglassから発表されたガラス彫刻『Rise』(2017)、世界最大の高層タワーBurj Khalifaのファサードのためのアニメーション『Ascension』(2016)、風に揺れる稲穂から着想を得た照明『Inaho』(2013)など。
https://www.tngnt.uk/

代表:吉本英樹
デザイナー、クリエイティブディレクター / 東京大学先端科学技術研究センター特任准教授
1985年和歌山県生まれ。2010年東京大学大学院航空宇宙工学専攻修士課程、2016年英ロイヤル・カレッジ・オブ・アートIDE専攻博士課程修了(デザイン工学博士)。2015年Tangentを設立。2020年東京大学・先端科学技術研究センター特任准教授に着任し、先端アートデザイン分野を共同設立。日本人工知能学会全国大会優秀賞、IPA未踏ソフトウェア事業スーパークリエーター認定、和歌山県文化奨励賞、Lexus Design Award、Red dot Design Concept Best of the Bestなど、デザインと工学の両分野での受賞多数。和歌山未来創造プラットフォーム文化芸術部門チームリーダー、および大阪・関西万博和歌山ゾーン構築総合ディレクターに就任し、故郷である和歌山県の文化発展にも取り組む。2023年より株式会社タカショーデジテックのクリエイティブアドバイザーを務める。

yomosugara アートディレクター / チーフデザイナー:舌佑樹
デザイナー
1984年滋賀県生まれ。大学卒業後、通信機器メーカーのデザイナーとして主に業務用機器のプロダクトデザインに6年間携わる。その後、家電のスタートアップ企業、生活雑貨メーカーにてIoT製品やライフスタイル商品の開発を担当。企画からコンセプト立案、外観デザイン、筐体設計、ブランディングまで幅広くデザイン業務を行う。2022年にTangentに参画。

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