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和歌山・海南の「パン工房カワ」が移転 併設カフェで焼きたてピザ提供も

「川珈琲店」の店内

「川珈琲店」の店内

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 海南市の「パン工房カワ」(海南市重根、TEL 073-483-4592)が、海南駅前から阪和自動車道海南東IC近くに移転リニューアルして1カ月がたった。運営は「カワ」(有田郡広川町)。

専用コッペパンで作った「エビとアボカドのサラダ」

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 少量のパンを営業時間中に何度も焼く「いつも焼き立て」をモットーに、和歌山県内を中心にパン店17店舗を展開する同社。小麦粉は同社専用のオリジナルブレンドを使い、「全国ご当地バーガーグランプリ」で3連覇を達成するなど、県内の特産品活用や発信にも取り組んでいる。

 「海南店」は移転に伴い「海南しこね店」に店名を変更。店舗面積は68坪、敷地面積は650坪に拡張した。海南店にはなかった駐車場も32台分を確保し、カフェも併設。ピザ窯を新設し、焼きたてのピザを販売するほか、イートインにも対応する。

 和歌山・紀北ブロック長の前田剛志さんは「海南店は昭和にできた最後の店舗で、リニューアルのタイミングを計っていた。ロードサイドから1本入った道路沿いで、お客さまにとって便利な場所が見つかった」と話す。

 ベーカリーでは、これまでにないラインナップとして「ハースブレッド」にも力をいれる。「ご飯や麺類なども『軟らかい』ものが好きな傾向がある和歌山に合わせ、表面は硬めだが、中は水分が多く食べやすいように工夫している」と前田さん。「子ども連れのお客さまも多いので、栄養バランスもよく食べやすいパンを提供していきたい」とも。

 昨年、富田林市(大阪)に1号店をオープンさせ、同社2号店となるカフェ「川珈琲店」は「ゆったり時間を過ごすスタイリッシュな空間」がコンセプト。加圧式やフレンチプレスなどメニューによって抽出方法を変えたコーヒーや、地元の素材を使ったケーキ、コッペパンにクリームや総菜をサンドした約20種の「カワのコッペパン」を販売する。店頭販売するコッペパンとは配合の異なる小麦粉を使った専用のパンを使い、「どの世代も懐かしさを感じる」「今までにないおいしいコッペパンを食べてほしい」との思いを込めたメニューは富田林店でも人気メニューという。

 カフェメニューは、コーヒー(330円)、ヘーゼルナッツラテ(430円)、紅茶(480円)、オレンジジュース(280円)、モンブランのタルト(420円)、生石高原の夢ロール(300円)など。

 コッペパンサンドは「自家製苺ジャム」(200円)、「あんバター」(250円)、「自家製BBジャム×クリームチーズ」(280円)、「ハム&チーズ」(320円)、「エビとアボカドのサラダ」(380円)など。ピザは、マルゲリータ(432円)、フレッシュトマトのジェノベーゼ(494円)、シーフード(597円)など。

 前田さんは「全てのお客さまが笑顔になる店作りを心掛けている。まずは地域の人の満足を考え、地域一番店を目指しつつ店舗数を増やし、将来的には近畿を代表するパン店へ成長したい」と意気込む。

 営業時間は9時~20時。月曜定休。

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