和歌山・ぶらくり丁にあるまちなか交流スペース「みんなの学校」(和歌山市米屋町)で3月12日、「紀の川流域の道と歴史・文化フェア」が始まる。主催は和歌山県文化遺産活用活性化委員会。
フェア会場はまちなかのコミュニティスペースみんなの学校(画像提供/みんなの学校)
同フェアは「紀の川流域の文化遺産を活かした地域活性化事業」の一つ。2013年度は、万葉歌枕妹背山越えウオークや加太万葉故地歩き、紀の川流域写真コンテスト、パンフレット作成のためのワークショップなどを開いた。
今回は1年間の活動報告や写真コンテスト受賞作品の展示が行われ、15日にはシンポジウムも開かれる。
フェアを担当する糀谷(こうじたに)昭治さんは「和歌山や紀の川流域のいいところをもっと多くの人に知ってもらいたい。今回のイベントが紀の川流域を訪れ、歴史や文化を学ぶきっかけになれば」と話す。
今回のフェアでは特製パンフレットも配布する。これは、歴史・文化遺産の専門家、地域の文化保存やまちづくり活動をしているボランティア、和歌山大学生など約30人が全3回のワークショップに参加してアイデアを出し合ったもの。「パンフレットを読んだ若い親世代が、子どもに和歌山の歴史や文化を話してくれれば」と糀谷さん。
開催時間は11時~19時。入場無料。今月17日まで。