和歌山大学松下会館(和歌山市西高松)で4月5日、2014年度の「土曜講座」が始まる。主催は和歌山大学地域連携・生涯学習センター。
高等教育機関の知的財産を広く社会に公開し、地域の人々への学習機会の提供を目的としている同講座。毎月第1土曜日に開き、4月で16年目を迎える。受講生は毎回100人ほど。高校生から80代まで幅広い年齢層が学ぶ。
「専門的知識がなくても興味が持て、専門的教養があっても魅力のある講座を目指している」と同センター講師の西川一弘さん。2014年度のテーマは「医を多面的に考える」。
「医療をテーマに取り上げるのは今回が初めて。これまでになかった新たな切り口で医療について考えてもらいたい」と話す。「和歌山大学には医学部はないが、技術や制度などの分野で医療を支えている教員がいることを知ってもらえれば」とも。
開催日は毎月第1土曜日(5月・8月・1月は第2土曜日)。開講時間は14時~16時。受講無料。1回のみの受講も可。全12回中8回以上参加すると、最終月の3月に同大から修了証が授与される。