南海和歌山市駅近くにあるイタリアンバル「MILANO 2（ミラノ2）」（和歌山市板屋町、TEL 073-425-0202）が4月15日、客が店にアルコール類を持ち込める新企画「B.Y.O.B.」を始めた。

「MILANO 2」の外観。入り口の青い扉と、イタリア国旗が目印

　B.Y.O.B.とは「Bring Your Own Bottle」の略。一般に、パーティーなどで自分用のドリンクを各自で持ち寄るスタイルを指し、米国やオーストラリアで盛んに行われている。

　店主の下浦清隆さんは「B.Y.O.B.は、海外旅行帰りのお客さんから教えてもらった海外のイベントスタイル。これまでも常連のお客さまが店にお酒をプレゼントしてくれたことはあったが、今回あらためて毎週火曜のイベントとして企画した」と話す。

　同店は約2年前にオープン。もともと「MILANO」という喫茶店があった場所を利用し、店名も「MILANO 2」にアップデートしたという。イベント初日は約10人がボトルを持ち寄った。客の一人は「友達から海外旅行の土産にもらったドイツのワインを持ってきた。ここのおいしい料理と一緒に味わえてうれしい」と満足気に話す。

　「お酒をきっかけに、お客さまのいろいろな話を引き出せるのが楽しい」と下浦さん。「持ってきてもらった酒にどんな料理が合うのかをその場で考え、調理方法やソースなどを工夫するのは自分の技術アップにもつながる。酒にぴったりの料理でお客さまを楽しませたい」と意気込む。

　メニューは、季節の野菜を使った日替わりのアラカルトが中心。前菜3種盛り（900円）、フォアグラソテーのバゲット添え（1,000円。金曜・土曜は550円）、各種パスタ（900円～1,800円）はハーフサイズも用意する。ランチタイムにはパスタランチ（1,000円）なども。

　営業時間は、水曜～土曜＝12時～23時（ランチタイムは12時～17時）、月曜・火曜＝17時～23時。日曜定休。火曜はB.Y.O.B.以外に、通常メニューのドリンクも提供する。