和歌山市ぶらくり丁商店街のランチとテークアウトの店「ぶらくりきっちん(和歌山市米屋町、TEL 073-488-5225)」が4月14日、新メニューとして「淡路島カレー」の提供を始めた。同ブランドのカレー提供店は和歌山では初。
淡路島カレーは、ビープラウド(東京都)とNPO法人淡路島活性化推進委員会の共同開発商品。1人前に淡路島産プレミアム玉ネギを丸々1個入れ、9種類のフルーツ、鶏がらスープ、デミグラスソース、唐辛子と16種類のスパイスを使っているという。
大きな特徴は個人飲食店や中小チェーン向けに淡路島カレーを業務販売している点。ライセンス契約を結んだ店は、淡路島カレーをランチタイムに提供したり、バー営業のフードメニューに加えたりすることができる。導入店は現在、全国で124店舗。
メニュー導入に当たっては、全店舗で提供方法や調理手順などの研修を実施。同店でも4月10日に店頭で指導を受け、淡路島カレー提供の許可を得たという。
「1月のオープン時から看板になるメニューを探していた。テレビで『淡路島カレー』の存在を知り、地元の食材を大切にした地方ブランドに共感。このメニューをうちで出したいと思った」と店長の近藤知美さん。
提供開始を記念したキャンペーンとして17日・18日の2日間、「淡路島スタウトポークカレー」を1日30食限定で無料提供したところ、商店街に行列ができたという。
主なメニューは、「プレーンカレー」(680円~)、「ビーンズカレー」(780円~)、一番人気という「スタウトポークカレー」(880円~)など。サイズは全てレギュラー。
ランチタイムに「スタウトポークカレー」を食べた40代女性は「ルウに玉ネギの甘味を感じた。フライドオニオンの食感も良かった」と話す。近くに勤務する60代男性は「もう3回ほど食べに来ている。甘みを感じるが後味はピリッと辛いのが気に入っている」とも。
今後について、「消費税増税もあったが、価格は据え置きで頑張っている。地域に愛される店にしたい」と話す。「カレーは看板メニューの一つ目。次は和歌山産のメニューにも挑戦したい」と意気込む。
営業時間は11時~19時。