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和歌山・海南で「イングレス」体験イベント-地元バルが企画

イングレスngressの遊び方を解説する久保田善文さん

イングレスngressの遊び方を解説する久保田善文さん

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 JR紀勢本線海南駅近くのバル「ANTENNA(アンテナ)」(海南市名高、TEL 073-488-4169)で8月5日、グーグルが提供するゲームアプリ「Ingress(イングレス)」の体験イベントが開かれた。主催者は同店オーナーの木下宗彦さん。

和歌山県ingressの勢力図(スクリーンショット)

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 「Ingress」は、米グーグル社の企業内ベンチャーが提供するスマートフォン向けの多人数参加型オンラインゲーム。2013年12月にAndroid版アプリが登場し、今年7月にはiOS版もリリースされプレーヤーが増加した。

 ゲームの舞台は全世界。謎のエネルギー「エキゾチックマター(XM)」を巡り、未知の勢力「シェイパー」による侵略を手助けし人類をより高みへと進化させようとするエンライテンド(緑のチーム)と、それに抵抗するレジスタンス(青チーム)に分かれ、地図上で陣取り合戦を行う。グーグルマップのデータベースとGPSの位置情報を使い、スマホ片手に現実世界でプレーするため「拡張現実ゲーム」とも呼ばれる。

 プレーヤーはエージェントとしてゲームに参加し、地図上に現れたエネルギーの集積地「ポータル」を取り合う。ポータルは主に、生活圏にある駅や施設、神社やモニュメントなど。自チームの拠点を増やし、3つ以上を結び陣地を作る。その勢力範囲の優劣を競う。海南市では現在、青チームが勢力を強めているという。

 木下さんは「ゲームのリリース当初から気になっていた。最初は楽しみ方がよく分からなかったが、海南にもエージェントがいることが分かったので、皆で集まって楽しもうと体験イベントを企画した」と話す。「先輩エージェントが参加してくれたので、自分もレクチャーを受けてすっきりした」とも。

 同イベントではゲームの舞台設定や基本ルール、遊び方について、体験者が初心者にレクチャー。その後、参加者全員でスマートフォン片手に街中を歩き、ポータルにハックする(侵入すること)といった操作を体験するツアーに出掛けた。

 講師を務めた久保田善文さんは「私自身もまだゲームを始めて1ヶ月程度。実際に街を歩き回る楽しさを知って欲しくて講師役を買ってでました」と話す。イベントの開催は和歌山市に次いで2回目。「エージェントもポータル申請ができるので、『こんな場所があるよ』と地域の名所を発信していきたい」とも。

 今後も継続的なイベント開催を視野に入れる。「街を探検しながら、新しい発見のきっかけにもなる。店の利用者にも、イングレスの話題を提供してきたい」(木下さん)。

営業時間は7時~翌1時(土曜は11時~)。日曜定休。

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