和歌山城の敷地内にある和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)内・水禽園(すいきんえん)で8月25日、ふ化から4カ月のアヒル8羽がデビューを飾った。
水禽園は1970(昭和45)年、動物園の西側に設置された水鳥コーナー。中央に大きな池(476平方メートル)があり、現在コブハクチョウやカルガモをはじめ、11種49点の水鳥を飼育している。施設老朽化のため一時は閉園していたが、改修工事の後、今年2月にリニューアルオープンした。
アヒルは7月1日、市内で各種鳥の卵やヒナの販売を営むピヨピヨカンパニー(西河岸町)からハッカン(キジの仲間)7羽と交換でやって来た。ふ化後約2カ月のヒナ16羽は大きくなるまで隔離舎で飼育されたが、うち2羽は死亡してしまったという。
「弱っていたヒナもいたが、みんな元気に大きく育ってほしい」と話す飼育員の森敏充さん。「今回、8羽を混合舎に放したが、残りの6羽はいずれ来園者とのふれあいができるよう訓練していければ」とも。
開園時間は9時~17時。入園無料。