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「ドレスコーズ」の志磨遼平さんが自叙伝 故郷・和歌山市で撮り下ろしも

著書を手にする「ドレスコーズ」の志磨遼平さん

著書を手にする「ドレスコーズ」の志磨遼平さん

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 和歌山市出身でロックバンド「the dresscodes(ドレスコーズ)」ボーカルの志磨遼平さんが9月24日、自叙伝「ぼくだけはブルー」を「シンコーミュージック・エンタテイメント」(東京都)から刊行した。

志磨遼平さんの著書「ぼくだけはブルー」書影

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 志磨さんは1982(昭和57)年生まれ。バンド活動は中学時代から始め、16歳で作曲を手がけたほか、ライブハウス「OLDTIME(オールドタイム)」(現・和歌山市北新5)のステージに立った。2001(平成13)年に上京し、2006(平成18)年に和歌山の友人たちと結成したバンド「毛皮のマリーズ」でプロデビュー。2010(平成22)年に「日本コロムビア」からアルバム「毛皮のマリーズ」をリリースした。同バンド解散後、2012(平成24)年に「ドレスコーズ」を結成。2014(平成26)年に他メンバーが脱退し、同年12月に初のソロアルバム「1(ワン)」をリリースした。

 現在、楽曲提供、舞台・映画音楽制作、俳優などの活動を展開しながら、新聞や雑誌でのコラム連載などの執筆活動も行っている。2014(平成26)年、ムック「少年ジャンク 志磨遼平コラム集2009-2014」を刊行した。

 「ぼくだけはブルー」は、第1章の少年時代から、第5章のソロ活動になるまでをつづる自叙伝。和歌山城、磯ノ浦、ぶらくり丁などでの撮り下ろし写真、過去の写真などを掲載する。このほか、美輪明宏さんとの対談、元「毛皮のマリーズ」メンバーで同郷のギタリスト・越川和磨さんやレコード会社などの関係者、志磨さんの両親へのインタビューなども掲載する。

 志磨さんは「毛皮のマリーズの人気が出て、全てがうまくいく頃のエピソードは爽快感がある。バンドを始めてから今に至るまで、『どうすればもっとバンドがよくなるのか』と一緒に頭を悩ませ、思いを分かち合った友人たちを思い浮かべながら書いた。バンド活動をする人たちにとって何かヒントになれば。幼少期の話やドレスコーズ崩壊のエピソードは、自分と同じように人付き合いが苦手な人や誰とも分かり合えず孤独を感じる人は共感できる部分があると思う。自分はなぜ1人になりたがるのか、人生を振り返った1冊になった」と話す。

 「TSUTAYA WAY」 ガーデンパーク店、宇治書店など、全国の書店で販売する。

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