
保護猫活動の啓発を目的とした「猫カフェスタンプラリーin和歌山」が現在、和歌山市内で開催されている。主催は「U&I Project」(和歌山市楠見中)。
参加店は、県内に猫カフェが少なかった2012(平成24)年にオープンした「猫cafe CAT-chy」(延時)、トリミングやペットホテルなどのサービスを提供する「猫・夢空間 気ままなみーこ」(湊1)、寺子屋をイメージした「保護猫かふぇ 寺眠子屋」(楠見中)、ペットホテルと老犬ホームのサービスも行う「保護猫カフェはっぴーわんだふる」(米屋町2)、カフェと飼育スペースをガラスで仕切った「ねこのいるかふぇ Mellow Cafe」(中島)、雑貨店を併設する「保護猫カフェ 猫の道草」(榎原)。参加店を全て利用し、スタンプを集めた人にオリジナルマグカップを進呈する。
和歌山県の2023年3月の発表によると、2021年度の猫の殺処分数は423匹。理由は収容後に死んだケースや病気などだった。
「保護猫カフェ 猫の道草」店主の吉田藍さんは「スタンプラリーをきっかけに、行きつけの店だけでなく、他店も巡る人が増えている。猫を家族に迎えたいと思ったときに、保護猫も選択肢の一つとして考えてほしい。譲渡会では緊張してしまう猫も、カフェでは普段の性格や暮らしぶりを見てもらえる。猫との触れ合いが初めての人や1人でも、この機会に気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。「猫カフェへの来店も猫たちの支援につながり、SNS投稿や口コミなどもありがたい」とも。
3月31日まで。