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和歌山の保護猫カフェが猫エイズ・白血病キャリア猫の特別室運営 飼い主募集も

保護猫カフェ「猫の道草」オーナーの吉田藍さんと白血病キャリアの大ちゃん

保護猫カフェ「猫の道草」オーナーの吉田藍さんと白血病キャリアの大ちゃん

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 保護猫カフェ「猫の道草」(和歌山市榎原、TEL 073-407-1852)が現在、猫エイズ(猫後天性免疫不全症候群)や猫白血病など隔離が必要な病気に罹患(りかん)した猫の専用部屋「セカンドハウスNiko(ニコ)」を運営している。

「セカンドハウスNiko」でくつろぐ猫エイズ陽性の猫たち

 同店は2019(平成31)年3月にオープン。2020年9月に開設したセカンドハウスNikoは約4畳の個室3部屋で、猫エイズ、猫白血病、両方に感染している猫に分け、現在4匹を飼育している。

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 店主の吉田藍さんによれば、猫エイズは主にけんかによるかみ傷から、猫白血病はけんかによるかみ傷のほか、体のなめ合いやトイレ・餌用の器の共有などで感染しやすいため、ほかの猫と隔離が必要だが人間には感染しない。キャリアとなった猫も発症せず、寿命を迎えるケースも多いという。

 吉田さんは「もともと保護した猫が猫白血病のキャリアだと判明し、ケージで飼育していたが、発症を抑えるためにはストレスの少ない環境が必要と考え、病気の猫の専用ルームを作った。ケージから出てセカンドハウスで暮らすようになり、毛づやが良く、体格は丸く表情も柔らかくなった」と話す。「保護猫の認知が広がり、飼いたい人が増えてきたので、キャリアの猫たちのことも幸せにしてあげたいと思う人がいれば」とも。

 同店利用者は、セカンドハウスNikoにも入れる。吉田さんによると、利用者からは「病気の子でも大切にしてもらっていいね」「この子たちは幸せ」などと好評を得ているという。飼い主の受け入れ条件が整えば、キャリアの猫もほかの猫と同じように譲渡する。

 営業時間は11時~17時。水曜・木曜定休。