
加太港海岸の清掃活動が6月22日、加太海水浴場(和歌山市加太)周辺で行われた。主催は和歌山市と「瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会」。
同協議会は瀬戸内海地域全体の振興と発展を図ることを目的に、1991(平成3)年5月に設立。瀬戸内海沿岸の 107 の市町村と 11 府県が参加し、国土交通省地方機関などが活動をサポートする。1993(平成5)年に一斉清掃活動「リフレッシュ瀬戸内事業」を開始。和歌山市は2016(平成28)年から参加している。2025年は5月1日~6月30日、9月1日~10月31日の4カ月間で一斉清掃を行う。
当日は加太地区連合自治会や同観光協会、地元企業、市民など約330人が参加。参加者はゴミ袋やトングを手に、海岸に打ち上げられたプラスチック片やガラス片、缶、ペットボトル、海草などを集めた。45リットル袋で27袋分の可燃ゴミなどが集まった。
和歌山市役所河川港湾課の對田昌紀さんは「参加者は増加傾向にあり、今年もたくさんの企業・団体や市民が集まった。この清掃活動がほかの沿岸地域でも清掃活動が広がるきっかけになれば」と話す。