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和歌山の友ケ島灯台が擬人化される 声は三野雄大さん

和歌山市の友ケ島灯台を擬人化したキャラクター

和歌山市の友ケ島灯台を擬人化したキャラクター

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 友ケ島灯台(和歌山市加太)をモチーフにしたキャラクターが2月23日、灯台擬人化プロジェクト「燈(あかり)の守(も)り人」のボイスドラマ「幻想夜話」に初登場した。

友ケ島灯台を擬人化したキャラクターの声を担当する三野雄大さん

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 同キャラは48体目の擬人化キャラクターで、和歌山県内では樫野埼灯台、潮岬灯台につづく3体目。山伏の衣装に身を包み、大きなほら貝を持つ赤い髪の青年で、おおらかで勇猛果敢な性格で筋トレ好き。声は声優の三野雄大さんが担当する。

 同プロジェクトは2021年10月から始まった日本財団が展開する「海と日本プロジェクト」の一環。GPSやレーダーの普及などから各地で役割を終えていく日本製西洋式灯台の魅力を幅広い世代に届け、地域の歴史・文化資産として光を当てようと企画したという。声優の神谷浩史さんや緑川光さんなどを起用したボイスドラマやスマートフォンで読めるマンガ、朗読劇などメディアミックスを展開している。

 友ケ島は、紀淡海峡に浮かぶ神島、地ノ島、沖ノ島、虎島の4島の総称。同灯台は、兵庫港(現・神戸港)開港のため、最も広い沖ノ島に1872(明治5)年に建てられた。白い洋風灯台で、設計は英国スコットランド出身の土木技術者リチャード・ヘンリー・ブラントン。2015(平成27)年11月に国の登録有形文化財(建造物)に指定された。

 三野さんは「島の歴史の重みを背負っていることを第一に意識した。戦争の悲惨さやむなしさをその身で体験しながらも、しっかりと光り続けている彼の『たくましさ』『優しさ』を声に乗せて演じた。皆さんにも、その思いを感じてもらえたら」と話す。

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