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海南のパン店「ドルフィン」、2カ月ぶりに営業再開 体調不良から店主が復帰

営業を再開したパン店「ドルフィン」店主の三好さん

営業を再開したパン店「ドルフィン」店主の三好さん

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 海南駅近くのパン店「ドルフィン」(海南市名高)が7月14日、2カ月ぶりに営業を再開した。

海南のパン店ドルフィンでは、2カ月ぶりに焼きたてのパンが店頭に並んだ

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 店主の三好康友さんの体調不良のため5月から休業していた。創業者の祖父から技術を受け継いだ3代目の三好さんは31年、パン職人を続け、先代が海南駅前に移した店を営んでいる。

 三好さんは「療養しながらパンのことばかり考えていた。休業中はたくさんの人から温かいメッセージをもらい、本当に励みになった」と話す。

 同店は1945(昭和20)年の創業で、今年は営業80年目。天然酵母を使ったパン約150種を日替わりで焼いている。看板商品はパン生地にビスケット生地をかけて焼き、マーガリンを挟んだ「ネスカ」(240円)、コーヒー味の「ブラジル」(210円)、有精卵を使ったサンドイッチ「タマゴサンド」(280円)、硬めに仕上げた「フランスパン」(320円)など。三好さんによると、創業当時は菓子パンをメインにしていたが、ハード系のパンを研究し、約15年前からハード系パンをラインアップに加えた。近年はSNSの影響や駅前のホテル開業などで、若い世代や観光客の来店が増えているという。

 三好さんは「営業再開を機に、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 営業時間は9時~19時(土曜・祝日は18時まで)。日曜定休。

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