
道の駅「海南サクアス」(海南市下津町小南)が8月30日、開業2周年記念メニュー「ごきげんパフェ」を同施設内のカフェ「SHIMOTSU FRUITS(シモツフルーツ)」で販売する。
同施設によると、2023年9月の開業から今年6月末までの22カ月間で、当初の計画を大きく上回る約68万人の買い物客が訪れ、約13億円を売り上げたという。若者から高齢者まで幅広い世代が利用し、県外からのリピーターもいるという。今年5月には、国土交通省の「防災道の駅」に選ばれ、地域の防災拠点となった。
同施設では4月~6月、「オリジナルスイーツコンテスト」を行い、県内外133通の応募の中から海南市在住の小川海名さんのレシピを商品化した。海南市の自然をイメージして、和歌山県産のシャインマスカット、キウイ、みかんなどの果物に炭酸ゼリーなどを組み合わせ、見た目はご当地キャラ「海ニャン」をかたどった。価格は1,200円。平日15食限定、土曜・日曜・祝日30食限定で9月7日まで販売する。
8月30日からは2周年を祝う企画を行う予定。昨年開催の「1円商品企画」を発展させた「2円商品企画」、ピンポン玉を使った「卵つかみ取り」、野菜詰め放題などを行う。
同施設スタッフの撫悠紀野さんは「地元の旬のフルーツを使い、一つ一つのスイーツに込められた意味やストーリー性を高く評価した。想定以上の応募があり、パティシエにとっても学びと楽しさがあった」と話す。「フルーツの味わいの中に、あんにん豆腐や炭酸ゼリーがアクセントとなり、爽やかな仕上がり。たくさんの人に地域の果物を使ったおいしさを味わってほしい」と呼びかける。