
地域住民らが水害からの復興を願って植えたヒマワリ10万本が現在、新宮市立熊野川小学校近くの休耕田で見頃を迎えている。
紀伊半島大水害(2011年)の記憶を風化させず、復興への願いを込め、地域住民が育てることから「復興のひまわり」と名付けられたヒマワリ。水害から10年以上が経過する中、住民団体「熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会」が毎年育てている。休耕田に広がるひまわりは例年9月上旬から中旬にかけて見頃となり、多くの人が訪れる。
新宮市熊野川行政局の職員は「9月上旬に咲くように、地域住民が7月上旬に種をまいた。開花は例年より1週間から10日ほど早い。今週いっぱい楽しめる見込み」と話す。