「アドベンチャーワールド」(白浜町堅田)が6月1日、園内で飼育するコウテイペンギン19羽の名前募集を始めた。
アドベンチャーワールドで飼育するコウテイペンギンを紹介した「トリセツ」の一例(画像提供=アドベンチャーワールド)
同企画は、2026年4月に絶滅危惧種に指定されたコウテイペンギンの生命から地球の未来を考えるプロジェクト「38℃ MIRACLE Project」の第1弾。プロジェクト名は、気温マイナス60度近い南極大陸周辺に生息するコウテイペンギンが互いの体を密着させることで、群れ内部を38度にすることにちなむ。ペンギンたちの個体名を考えることをきっかけに、一羽一羽の命や個性に親しみを持ち、種の保存や地球環境について考える機会をつくる。
名前を考えるヒントとして、各個体の性格や特性、飼育スタッフが知るエピソードをまとめた「トリセツ」を特設サイトで公開。19羽の名前は特設サイトで受け付ける。園内には子ども向けに手書きの応募用紙も設置する。名前の応募者には「ペンネーマー」のデジタル称号を付与する。
同園は1978(昭和53)年にペンギン類の飼育を始め、1990(平成2)年から自然界で暮らすペンギンコロニーを再現するべく「ペンギンプロジェクト」を立ち上げ、繁殖研究に取り組んできた。アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、オウサマペンギンと繁殖実績を積み、1997(平成9)年にコウテイペンギンの繁殖研究を開始。現在は国内最多の8種約500羽のペンギンを飼育している。
同園経営企画室の鄭淞予さんは「19羽のコウテイペンギンはそれぞれ異なる個性や魅力を持っている。それぞれの特徴やエピソードに触れてもらい、『どんな名前が似合うだろう』と想像を膨らませてほしい。すてきな名前の応募を楽しみにしている」と話す。「名前を考えることで親しみを感じてもらい、コウテイペンギンやほかのペンギンが直面している、厳しい生息環境の現状などについて関心を持ってもらえたら」とも。
募集は7月31日まで。