南海電鉄和歌山市駅と加太駅を結ぶ南海加太線で7月18日、「加太さかな線プロジェクト」第3弾が始まる。主催は南海電鉄、加太観光協会、磯の浦観光協会。
昨年11月1日、加太線沿線全体の活性化を目的に始まった同プロジェクト。ラッピングカーの運行やスタンプラリーの実施などを通じ、同エリアの魅力を全国に向けてPRしている。
今回のテーマは「海水浴」。夏休みを迎え、観光客が集まる加太・磯の浦エリアを盛り上げるために企画された。加太駅を風鈴で装飾するほか、駅構内で専用の台紙に判を押すとバーベキュー道具のレンタルや対象飲食店での割引特典がある。
第1弾に引き続き、地元飲食店と「新名物」の共同開発も行われている。加太で採れた天草を使った活魚料理いなさの「かんてんプリン」(320円)と、ゑびすやの「かんてん鯛そうめん」(700円)をそれぞれの店舗で販売する。活魚料理いなさの担当者は「つなぎに卵と寒天を使い、昔ながらの懐かしい味に仕上げた。天草の採れた所で食べられるのは珍しいのでぜひ試してほしい」と呼び掛ける。
南海電鉄広報担当の山本明子さんは「夏の加太、磯の浦は南海電鉄でも屈指の観光エリア。海を満喫した後は、寒天を使った冷たい新名物を食べて、加太の夏を楽しんでほしい」と話す。
8月31日まで。