和歌山県岩出市・畑毛交差点近くに7月5日、地酒販売店「酒のねごろっく」(岩出市畑毛、TEL 0736-62-8377)がオープンした。経営は、酒造メーカー「吉村秀雄商店」の関連会社で酒類卸を手掛ける「吉村ビール販売」。
吉村秀雄商店は1915(大正4)年に創業した和歌山の地酒蔵。同販売店は、同酒蔵の一部を改装したもの。「日本城」「車坂」「黒潮波」などの日本酒を販売するほか、中野BC、世界一統、名手酒造、初桜酒造など、和歌山の日本酒も取り扱う。
店長の森伸章さんは「経営が酒の卸会社なので、自分の酒蔵以外の酒も取り扱うことができる。いろいろな酒を楽しみたいという人にぴったり」と話す。
店内には同酒造の酒を試飲できる立ち飲みコーナー「カクウチ」(角打ち)も設置。1杯150円~200円で約10種類の日本酒やリキュールを楽しめる。
「国道24号線を通る人や京奈和自動車道を利用する人が、道の駅のような感覚で利用している」と森さん。酒類以外では、ジュースやジャム、県の特産品なども取り扱っている。
「地元の飲食店と協力して、料理と一緒に日本酒を楽しむ会を開きたい。四季折々の料理に合う、お気に入りの日本酒を見つけてもらえれば。全国で広がりつつある『日本酒で乾杯条例』が岩出市でも制定された。地域活性のためにも、日本酒を一杯飲んで次のお店に行ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~19時。角打ちは18時45分まで。