和歌山・紀美野町の生石高原のススキが見頃を迎え、来訪者に秋の訪れを告げている。
生石高原は関西百名山の生石ヶ峰山頂付近に広がるススキの名所で、1975(昭和50)年に和歌山県から指定を受けた県立自然公園。標高870メートルの生石ヶ峰は、この一帯で最も標高が高い。
山頂付近では360度のパノラマが広がり、天候次第では高野山や神戸、四国を眼下に納める。同園内には、喫茶・軽食を楽しめる「山の家 おいし」とキャンプ場も。
「ススキの蕾(つぼみ)が付いて花が咲き始めると、草原の色が緑から赤みを帯び、最後に綿毛を付けて銀色になる。11月に入って綿毛が飛び始める時期も見応えがある」と話すのは、同高原のススキ大草原保存事業に取り組むNPO法人「生石山の大草原保存会」の西川泰寿(ひろかず)さん。
神戸から訪れたという女性グループは、山頂で夕日とススキの大草原の組み合わせに「予想以上の景色で感動。本当に来て良かった」と笑顔を見せていた。
同高原の約13ヘクタールに広がるススキは9月に花を咲かせ始め、現在は銀色の穂を付けている。西川さんは「例年11月半ばまでがススキの見頃。ぜひ多くの人に楽しんでほしい」と話す。