JRきのくに線・宮前駅近くのイタリア料理店「センプレコンテ中島本店」（和歌山市中島、TEL 073-475-1028）が6月、オープン10周年を迎えた。

オープン当時からの人気メニュー「センプレコンテマルゲリータ ピッツァ」

　経営はテレビゲーム販売を主力事業とする「ミノスケ」（小雑賀）。男性デュオ「コブクロ」のマネジメント事務所も運営している。2006年、物販事業で培ったノウハウを生かし、店舗設計からメニュープランまでオリジナルで提供する外食事業を立ち上げた。

　「センプレコンテ」は現在、中島本店（店舗面積120坪、94席）を含む、イオンモール和歌山店（中）、カフェ・ドルチェ専門の「パティオ」（小雑賀）の計3店舗。このほかカフェ「マサキ珈琲」も展開している。

　支配人の笹田剛史さんは、「10年前はイタリアンといえば『パスタ』より『スパゲティ』、『ピッツァ』より『ピザ』という言葉が主流だった。イタリア料理店はまだ高級料理店だった。当店は少しでも手軽な値段で、本格的なイタリア料理を提供したいとオープンした」と当時を振り返る。

　10周年記念として今年6月から来年5月まで毎月1回、メール会員限定で招待制のバイキングを実施。6月10日に開催された第1回は、4部制計160人の定員に対し600人を超える応募があったという。「高級レストランに負けない本格バイキングを、10周年の感謝の気持ちを込めて低価格で提供している。ぜひ味わっていただければ」と笹田さん。

　パスタメニューは、ペスカトーレ・ロッソ（1,300円）、海老とキノコのクリームソースパスタ（1,080円）、紀州梅鶏とブロッコリーのペペロンチーノ（1,100円）、ピッツアメニューは、センプレマルゲリータ（R＝980円、L＝1,180円）、ナポリターナ（R＝1,000円、L＝1,200円）など。ドルチェメニューは、ケーキセット（780円）、パフェ各種（450円）。ドリンクメニューは生ビール（400円）、グラスワイン（380円、価格は全て税別）なども。

　「お客さまに『いつ来ても新鮮』と感じていただけるように、季節限定メニューの考案などをオープン当時から続けている。店名は、イタリア語で『永遠にともに』という意味。当社とつながりの深いコブクロの曲名からいただいた。この先も末永くお客さまと寄り添う店でありたい」とも。

　営業時間は月曜～木曜＝11時～22時、金曜～日曜＝11時～23時。第1・第3月曜定休。