和歌山・岩出市の公営墓地が市外利用者受け入れ 空き区画の一部を開放

三方を山に囲まれ岩出市内を一望できる根来公園墓地

三方を山に囲まれ岩出市内を一望できる根来公園墓地

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 岩出市営根来公園墓地(岩出市根来)が現在、本籍や住所に関係なく利用者を募集している。

「岩出市以外の方もお申し込みOK」と大きく書かれた公園墓地入り口

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 根来寺や植物公園緑花センター近くにある同施設。敷地面積は23.4ヘクタール。全2044区画あり、2005年の供用開始以来1012区画が利用されている。

 1区画の広さは4平方メートル、永代使用料は49万7,500円、別途、施設維持分担金として12万円(15年分)。敷地内には墓地のほか、芝生広場、あずまやを備える。

 申し込み資格は同墓地計画当初、岩出市に本籍または住所があり、1年以上在住の人に限っていたが、行政区域が入り交じっていた隣町の打田町(当時)と協議の結果、400区画上限で10年間に限り、打田町民の申し込みを受け付けていた。

 昨年、受付期限の10年間が経過し、打田町に割り当てていた400区画のうち約270区画が残ったため、岩出市は今年4月1日から、同区画に限り住所や本籍に関係なく申し込めるよう資格条件を変更した。

 岩出市産業振興課の今井雅人課長は「これまでも観光客から購入希望の声があった。もともと400区画は打田町民のために確保していたもので、岩出市の利用者には支障ないと考え、約束期限経過に伴い申し込み条件拡大に踏み切った」と話す。現在7区画を岩出市外の人に販売したという。

 今井さんは「同墓地の周りは緑の山に囲まれた静かな場所で、南側からは岩出の街が一望できる。全区画南向きで通路も広いので車いすの方でも利用しやすい」と話す。「皆さまに快適に使ってもらえるよう、これからも変わらない施設管理を行う。県内だけでなく、近隣の都府県の方にもぜひご利用いただければ」と呼び掛ける。

 申し込みは岩出市産業振興課まで。販売区画上限の400区画に達するまで受け付ける。

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