妖怪の仮装やまち歩きを楽しんでもらう「妖怪まつり」が9月26日、JR海南駅西広場(海南市名高)で開催される。主催は市民団体「ふるさともりあげ妖怪」。
妖怪伝承を通じて郷土への関心を高め、仮装やまち歩きなどで世代を超えた交流を生み出そうと企画した祭り。2018(平成30)年に漫画家のマエオカテツヤさんの著書「マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑」の出版に合わせ、妖怪で地域を盛り上げようと有志が集まり、初開催した。コロナ禍で中断したが2024年に復活。通算5回目となる。
当日は、妖怪をテーマにした仮装コンテスト、妖怪姿の参加者がちょうちんを手に海南駅前商店街を練り歩く「百鬼夜行」、飲食店や手作り雑貨店、妖怪グッズ店などが並ぶ「妖怪市」、当日先着30人を対象に漫画家・マエオカテツヤさんによる妖怪にまつわる怖い話「妖怪談」などを行う。
仮装コンテストは年齢制限を設けず、幅広く受け付ける。最優秀賞には、マエオカさんが描く妖怪似顔絵を進呈する。
新たな試みとして「妖怪盆踊り」を行う。米津玄師さんの楽曲「死神」に合わせた振り付けを考案し、動画を公開している。当日は海南高校軽音楽部による演奏もある。
関連企画2つを用意する。会場周辺の参加店では、マエオカさんが店主やスタッフを妖怪に見立てて描いた似顔絵を巡るスタンプラリーを行う。9月18日まで。9月17日〜27日には「海南市物産観光センター」(名高)で、「和歌山妖怪大図鑑」の作品のほか、マエオカさんが教える大阪芸術大学と放送芸術学院専門学校の学生の作品を展示する。
実行委員会副会長の吉本仁子さんは「妖怪に仮装し、百鬼夜行や盆踊りに加わって、自分が主役になったつもりで参加してほしい。みんなで祭りを作ってもらえれば」と話す。
マエオカさんは「海南市に多く残るてんぐなどの伝承を聞くと、その土地の自然や暮らしが見えてくる。祭りを通じて、子どもたちが地域に興味を持ち、好きになってくれたら」と話す。「妖怪の正体を科学的に解明しては風情がない。この祭りでは『妖怪でええやん』と皆で楽しんで」とも。
開催時間は16時〜20時30分。小雨決行、荒天中止。妖怪談には入場料(小学生以上500円、未就学児無料)が必要。