「熊本復興支援御朱印」の頒布が8月1日、多賀神社(和歌山市十番丁)で始まった。
広島平和記念公園にささげられた折り鶴を使った再生紙を用いた「熊本復興支援御朱印」
広島平和記念公園にささげられた折り鶴の再生紙で作った台紙に、神社名と社紋を描き、熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」のはんこを押す。初穂料は500円で、全額を熊本地震の復旧・復興支援のため寄付する。
同神社は近江・多賀大社の分祀(ぶんし)で、1890(明治23)年に現在の場所に本殿、社殿、社務所が建立された。1945(昭和20)年の和歌山大空襲で本殿や社殿を焼失したが、鳥居だけは残り現在も参拝者を迎えている。主祭神は、延命長寿、縁結び、厄よけの神として信仰される「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」「伊邪那美命(いざなみのみこと)」。2022年には月替わりの切り絵や独自のデザインの御朱印の頒布を始め、訪れた人がSNSなどに投稿している。
禰宜(ねぎ)の大岩賀奈子さんによると、熊本復興支援御朱印は頒布開始から20日で約100枚を授与し、SNSやウェブサイトを通じて全国から郵送の申し込みが寄せられているという。同社には国内の参拝客のほか、海外からの参拝客も訪れ、数十枚受けて復興を応援する人もいる。
大岩さんは「平和への祈りが込められた紙を使うことで、被災地への思いを表現した。一目見てすぐに熊本支援と分かるデザインにして、参拝者が気軽に支援に参加できるようにした」と話す。「身近な神社から手軽に支援活動ができる機会になり、思いが届いていることを実感している。今後もSNSなどで情報を発信し、神社としてできる支援活動を継続していきたい」とも。