「キノクニPANオンガクタイ・こだま・わわわ」のコンサート「きみの町でスチールパンコンサートin紀美野町」が9月27日、「紀美野町文化センター」(紀美野町神野市場、TEL 073-495-9055)で開催される。主催は「いりこ工作舎」(紀美野町)。
スチールパンオーケストラ「キノクニPANオンガクタイ・こだま・わわわ」の演奏風景
スチールパンは、カリブ海の島国トリニダード・トバゴ共和国で発明された、ドラム缶から作られた楽器。打楽器でありながら音階を持つ。
同楽団は、2021年に紀美野町に移住した山下ジュンさんと川端よしえさんが主宰。2022年10月に2人が和歌山県植物公園緑花センター(岩出市東坂本)で開いたスチールパン体験会の参加者10人が練習を続け、2023年4月、根来山げんきの森(根来)で初コンサートを開いた。同楽団によると県内には少人数のスチールパンバンドは存在するが、広い音域のスチールパンを備えた10人以上のオーケストラ編成による楽団は初という。団員は中学生から70代まで33人。和歌山県内を中心に、姫路市や奈良市など県外在住者も所属する。
同公演は3回目のホールコンサート。前2回のコンサートでは、打楽器の楽しさを知ってもらうため、打楽器奏者をゲストに招いた。今回はバイオリン奏者の黒田かなでさん、三味線奏者の岩田桃楠さんをゲストに招く。当日のプログラムは「カルメン」「オーバー・ザ・レインボー」「ひょっこりひょうたん島」、オリジナル曲「上弦の月」のほか、日本の唱歌や昭和の歌メドレーなど。
山下さんは「長く伸びる音が特徴的なバイオリンと短く切った音が特徴的な三味線、洋楽器・和楽器を代表する弦楽器の演奏者と共に、打楽器でメロディーを奏でる情緒を伝えたい。スマホやヘッドホンで音楽を聴くことが多い高校生以下の子どもたちにも、音が良く響くホールで五感を使って生の音を感じてほしい。自分でもやってみようと楽器を手に取る機会につながればうれしい」と話す。川端さんは「楽団員にはプロの音楽家はいない。学生や会社員が舞台に上がり、スチールパンをたたいて楽しんでいる。さまざまな人が音楽に関心を持つきっかけになれば」と話す。
14時開演。料金は、前売り=3,000円、当日=3,500円、高校生以下無料(要予約)。定員は450人。チケットはいりこ工作舎のウェブサイトで販売するほか、カフェ「やまももの木」(紀美野町毛原中)でも取り扱う。