「和歌山南ロータリークラブ」(和歌山市橋丁)が9月17日、防災情報を掲載した下敷きを和歌浦小学校(和歌浦西2)の児童に寄贈した。
同クラブが進める地域奉仕活動の一環。大規模災害に備え、子どもたちが日常で自然に防災意識を高められる環境づくりを目指し企画した。第1弾として同校4年〜6年の児童を対象に配布し、市内沿岸部の小学校11校へも順次寄贈する。
下敷きの表面には地震発生時の身の守り方や非常持ち出し袋のチェックリスト、記入式の避難カード、県の防災アプリ「和歌山県防災ナビ」の案内などを掲載。裏面には小学校区ごとに独自の津波避難マップを掲載し、津波発生時の注意点と共に、浸水想定区域や避難場所の位置を視覚的に示す。同クラブが和歌山市危機管理局の協力を受けて製作した。
当日は、同クラブ会長の石橋英二さんや副会長の堀井明さんらが和歌浦小学校を訪問。贈呈式が開かれ、児童80人と市教育委員会の奥山由佳教育局長、西谷宣昭学校教育部長らが出席した。石橋さんが各学年代表児童に下敷きを手渡し、児童代表の貴志陽愛さんが「毎日使う文房具だからこそ常に防災意識を持てる。学校や家庭で避難について話し合うきっかけにしたい。安全に気をつけて楽しく充実した学校生活を送りたい」と感謝を伝えた。
下敷きを手にした児童たちは「和歌浦地域は海が近いので、防災下敷きはすごく大事。まず家の場所を確認して、そこからの避難ルートを見て家族にも伝えたい」「日本各地で地震や大雨などの災害が起きているので、防災リュックや水などを備えたい」などと話していた。
石橋さんは「通常のハザードマップは情報が非常に細かく、多いため、どうしても子どもたちの焦点が定まりにくい。子どもたちが自分の命を守るためにこれだけは覚えておいてほしい情報を絞り、浸水想定地域と避難場所のみを掲載した」と話す。「日頃の備えや準備をしっかりして、元気に伸び伸びと成長してほしい」とも。