和歌山県在住の作家・宇野碧さんの小説「レペゼン母」(講談社文庫)が10月30日、第3回「ほな西へいこか本大賞」(以下、イコカ本大賞)にノミネートされた。
同賞はJR西日本と本屋大賞実行委員会が主催する文学賞。2024年に始まり、今年で3回目。全国の書店員が「読むと西日本のどこかに行きたくなる本」をテーマに投票し、ノミネート5冊を決める。選考委員による2次審査では大賞作品1作を選定。第1回(2024年度)は小豆島を舞台にする角田光代さんの「八日目の蟬」(中公文庫)を、第2回は門司港が舞台の町田そのこさんの「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」(新潮文庫nex)を、それぞれ大賞に選んだ。
第3回のノミネート作品は「レペゼン母」のほか、瀬戸内海の島が舞台の「海とジイ」(藤岡陽子・小学館文庫)、鳥取の「赤朽葉家の伝説」(桜庭一樹・創元推理文庫)、富山の「きときと夫婦旅」(椰月美智子・双葉文庫)、奈良の「夢も定かに」(澤田瞳子・中公文庫)。
宇野さんは「旅が好きなのでノミネートされてうれしい。和歌山を訪れたことがない人にも読んで欲しい。読者が、和歌山に親しみを感じて訪れるきっかけになれば」と話す。
大賞の発表は12月上旬。