地域鉄道フォーラム「ローカル線の未来を語る 市民が支える公共交通の価値」が9月23日、和歌山県JAビル(和歌山市美園町5)で開催される。主催は貴志川線沿線住民などでつくる「貴志川線の未来をつくる会」(伊太祈曽)。
2004(平成16)年に「南海電鉄」(大阪市)が貴志川線からの撤退を表明したことを受け、鉄道の存続を目指し活動する同団体。同線の経営は、2006(平成18)年に「岡山電気軌道」(岡山市)が「和歌山電鉄」(和歌山市伊太祈曽)を設立し引き継いだ。同団体は、経営交代後も同線の永続のため活動を続けている。
フォーラムは、これまでの活動を振り返り、地域の未来に向けた公共交通のあり方を考える場として企画した。和歌山大学経済学部の辻本勝久教授が「ローカル線の存続と地域活性化」をテーマに基調講演を行う。後半は同大学災害科学・レジリエンス共創センターの西川一弘教授、NPO法人わかやまNPOセンターの志場久起理事長、貴志川線の未来をつくる会の前事務局長の奥山和生さんが公共交通をテーマにパネルディスカッションを行う。
同団体事務局次長の藤田精二さんは「1つのローカル線の問題と捉えず、広い視野を持ち、自分たちが暮らす地域について考える場にしたい。公共交通という切り口で、たくさんの人に地域の未来を考えてもらえたら」と話す。「地域の課題を自分たちの問題として向き合い、知恵を出し合い、考えて共に行動する市民が暮らす地域でありたい。一緒に未来をつくりましょう」とも。
開催時間は14時〜16時30分。参加無料。定員は100人。要事前申し込み。オンライン配信も行う。