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和歌山電鉄伊太祈曽駅で音楽祭「車庫フェス」開催へ 和歌山大の学生らが企画

和歌山電鉄伊太祈曽駅車両検査場前でイベントへの参加を呼びかける実行委員会メンバー

和歌山電鉄伊太祈曽駅車両検査場前でイベントへの参加を呼びかける実行委員会メンバー

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 音楽イベント「車庫フェス」が7月2日、和歌山電鉄伊太祈曽駅車両検査場で開催される。主催は、和歌山大学足立ゼミナールや「貴志川線の未来をつくる会」、和歌山電鉄などで作る実行委員会。

和歌山電鉄伊太祈曽駅車両検査場

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 同イベントは、同ゼミの学生22人が貴志川線活性化を目指して企画した。当日は、同大の学生らによる9つのバンドや卒業生バンド、教職員バンドが加わり11組が出演。同大卒業生で関西を中心に活動するシンガーソングライターの宝子さんも歌声を披露する。

 当日は足立ゼミ生らが運営する「Cafe With」のほか、「Cafe&Barまたたび」(和歌山市美園町5)、「Wonder Wall」「MUU MUU CHICKEN」(汐見町3)、「HoT up」(北新)などが出店する。停車させた車両を休憩室として活用する。

 同検査場は、1916(大正5)年に山東軽便鉄道として大橋~山東(現・伊太祈曽)間が開通した当初から使われている木造トラス構造の建造物。2014(平成26)年に日前神宮・國懸神宮(秋月)と竈山神社(和田)、伊太祁曽神社 (伊太祈曽)を巡る三社参りの参拝客や農産物の輸送など、沿線の発展に大きな役割を果たしたことから近代化遺産として国の登録有形文化財に指定された。

 「普段入ることのない車庫に立ち入れる貴重な機会。イベントを通して貴志川線の新たな魅力を発見してもらえたら」と同ゼミの家村莉里花さん。「鉄道会社や地域の人と話し合いを重ね、自分たちがやりたいことだけでなく、地域に合わせた活性化の在り方も同時に考えている。地域の特性を伝えたいので、地域の人はもちろん、音楽が好きな人、鉄道や建築に興味のある人などさまざまな人に参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は11時~15時。参加費は中学生以上300円。

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