農と食をテーマにしたイベント「Roots(ルーツ)」が10月4日、黒沢牧場(海南市上谷、TEL 073-487-1677)で初開催される。
主催者の上芝雄大さんは海南市出身の18歳。父・卓司さんが同牧場を経営していることから、中学生のころから約4年間、全国50カ所以上の牧場を訪ねた。現在は北海道の大学で酪農を学んでいる。生産者との交流を通じて、後継者不足や離農の増加、若い世代の食や農業への関心の低さに危機感を抱き、一般消費者に和歌山の食の現状を知ってもらおうと野外フェスから着想を得て、牧場で楽しめるイベントを企画した。
当日は、和歌山県内の生産者や飲食店など9組が出店し、農産物や加工品、飲食物を販売する。牧草ロールを椅子やテーブルとして使い、トラクターを展示するなど酪農の仕事を見せる会場演出を取り入れる。DJユニット「POTESAME」が音楽を担当する。上芝さんによると、商品を買うだけで終わらず、生産者の考えや仕事、農産物を育む和歌山の風土に触れる場を目指すという。
出店者は、「中西農園」「西村養蜂場」(海南市大野中) 、「善兵衛農園」(湯浅町田)、「カネイワ醤油本店」(有田川町小川)、「西口畜産」(紀の川市平野)、「鳥内会」(和歌山市万町)、「market wakayama」(卜半町)、黒沢牧場。「ベーカリーチックタック」(園部)は、出店者の農産物や加工品を使ったパンを販売する。
上芝さんは「地元の生産者のかっこよさを知ってほしい。農業の未来を見据え、目標に向かって行動する先輩生産者が賛同してくれた。皆さんの力を借りて、それぞれの魅力を最大限に引き出せる場をつくりたい。牧場の自然や音楽、食を含めた空間全体を楽しんでもらい、来場者と生産者のコミュニケーションが生まれる一日になれば。年1回を目安に開催を続け、イベント限定のコラボ企画などで盛り上げていきたい」と意気込む。
開催時間は10時〜16時。黒沢牧場入場料(大人=400円、小中学生=200円)が必要。雨天中止。