和歌山城(和歌山市一番丁)で7月2日、「Ingress(イングレス)」公式イベント「First Saturday(ファーストサタデー)」が行われる。
イベントに合わせて作られたオリジナルキャラクター「エージェントひのくま」
イングレスは、モバイル端末のGPS機能を使った陣取りゲームアプリで、米ナイアンティック社が運営する多人数参加型オンラインゲーム。プレーヤーは青色か緑色の陣営に属し、世界各地の「ポータル」をつないで自陣を広げる。実在の施設や史跡などがポータルとして登録され、自陣を広げるにはモバイル端末を持って現地に足を運ぶ必要がある。
同イベントは毎月第1土曜、イングレス愛好者たちが世界規模で同時開催する「ファーストサタデー(FS)」の一環。プレーヤーがナイアンティックに申請して行う初心者育成とプレーヤーの交流イベントで、同日は世界中の約60都市で開催する。各地のFSごとに獲得した経験値や移動距離も競う。
日本では2014年12月、東京で初めてFSが開かれた。以降、全国各地で行われており、和歌山では今回が初開催となる。今年1月に行われた両陣営合同のプレーヤー交流会で開催を呼び掛けたところ、有志が集まったことで企画したという。
参加者は当日、モバイル端末を持って和歌山市あいあいセンター(小人町)に集合。青と緑の陣営に分かれ、初心者へのレクチャーやチーム内交流のあと、5~6人のチームが和歌山城内でゲームを行う。2時間のゲーム後、上位者に表彰メダルを贈呈する。
青チームリーダーの久保田善文さんは「FSはこれまでゲーム内で名前しか知らなかったプレーヤーとリアルに交流できるイベント。ベテランプレーヤーが丁寧に教えるので、初心者の人も安心して参加してほしい」と呼び掛ける。
「イングレスは街の至る所を歩くため、知らない街を知る楽しみもある。JR和歌山駅、南海和歌山市駅、和歌山港を始点に、和歌山城までのミッション(指定された「ポータル」を巡るスタンプラリーのようなもの)も用意しているので、現地に来るまでも楽しんで来てほしい」とも。
開催時間は10時~16時。参加費は、ゲーム内のレベルに応じて300円~500円。