和歌山市立雄湊小学校近くの商店街「七曲市場」（和歌山市東長町）で9月4日、台湾と和歌山の文化が体験できるマーケットイベント「わかやま夜市」が開催される。主催は和歌山日台交流協会（中之島）。

「七曲市場」と呼ばれる七曲商店街

　多くの人に台湾の文化を楽しみ、興味をもってもらうきっかけとして企画した同イベント。会長の木村孝誠さんは「台湾との文化交流はもちろん、海外からの旅行者に日本や和歌山の文化を感じてもらいたい」と話す。

　2013年5月に発足した同会には、台湾出身者や留学生、台湾が好きな市民など約50人が所属。中国茶（台湾茶）講座や茶会、語学講座、季節のイベントなどを開き、スポーツや文化・芸術、観光など、さまざまな面から和歌山と台湾の交流を図ってきた。

　当日は商店街のアーケード下に台湾の夜市をイメージし約200個の赤ちょうちんをつるし、台湾料理や物品販売、占い、マッサージなど台湾ブースと、茶席などの日本文化や和歌山の食材を提供するブースなど約30店が並ぶ。広場では台湾のダンスや中国茶の飲み比べイベント、「雑賀孫一」の鉄砲隊による演武披露などを行う。

　木村さんは「台湾では市民が日常的に夕食を屋台で食べる習慣がある。庶民の台所として安くておいしい店がズラリと並ぶナイトマーケットは観光客にも人気。台湾になじみのない人にも台湾文化を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。「私が台湾に行ったときにも年配の方が日本語で親切に声を掛けてくれてうれしかった。ぜひ台湾の人との交流も楽しんでほしい」とも。

　開催時間は15時～22時。