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和歌山・七曲市場で「キャッシュモブ」 買い物後にはバーベキュー

「七曲市場」と呼ばれる七曲商店街

「七曲市場」と呼ばれる七曲商店街

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 雄湊小学校近くの商店街「七曲(ななまがり)市場」(和歌山市東長町)で11月14日、団体客が一斉に買い物を楽しむイベント「キャッシュモブ」が行われる。主催は30代の経営者が中心のグループ「team 3℃(チームサンドシー)」。

前回のキャッシュモブの様子

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 参加者が買い物を楽しんだ後に購入した商品をSNSなどで広めることで、長期的な地域活性化にも目を向けた同イベント。アメリカ発祥で店側からの見返りは要求せず、参加者がそのエリアの店舗を巡って買い物をして経済活性化を図る。和歌山ではこれまで、市街地にある商店街「ぶらくり丁」で2回行われた。

 同商店街は鮮魚店、精肉店、青果店などが並ぶ生鮮食品市場でもあるため、購入した食材をその場で焼いて食べるバーベキュー企画も盛り込む。

 商店街共同組合の高垣善行理事長は「この商店街は1918(大正7)年から1945(昭和20)年まで湊市営公設市場だった。その後、商店街になって今でも七曲市場と呼ばれている。朝7時~9時は飲食店の仕入れでにぎわうものの、一般の人にはあまりなじみがない。昭和30年代の全盛期には92店があったが、今では20店ほどになってしまった」と話す。「キャッシュモブは非常にうれしい企画。商店主にも良い刺激になるので歓迎したい」と目を細める。

 同グループの岡崎大輔さんは「対面で食材を買うことが少なくなってきた時代だからこそ、まずは商店街で食材を買う体験をしてほしい。併せて、生鮮食品市場に遊びに行く感覚を持ってもらいたい」と話す。「商店街について調べるうちに、七曲のテーマソングのテープが見つかった。今回はその歌を流して買い物を盛り上げたい」とも。

 キャッシュモブ参加希望者は、当日13時30分に同商店街にある「肉のまる彦」前に集合する。バーベキューは参加費は500円(高校生以下無料、マイコップ持参)。

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