![コミック「CICADA」と、バナーイさん書き下ろしのPOP](https://images.keizai.biz/wakayama_keizai/headline/1486736366_photo.jpg)
和歌山市在住の漫画家・バナーイさんが2月10日、作画を担当した初の連載漫画「CICADA(シカーダ)」を刊行した。
イベントが開催されるTSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店に設置された、山田玲司さんコーナー
バナーイさんは和歌山市立商業高等学校デザイン科を卒業後、大阪デザイナー専門学校でコンピューターグラフィックスを学び、漫画家デビューした。
「月刊スピリッツ」(小学館)連載中の同作。原作は、「Bバージン」や対談ドキュメンタリー漫画「絶望に効くクスリ」などの作者で漫画家の山田玲司さん。
ストーリーは、漫画が禁止された150年後の日本を舞台に、漫画所持を取り締まる職に就く28歳・男性の主人公レムが、不思議な力を持つ少女・ロルカと出会い恋に落ち、「漫画」をとり戻すために奮闘する。作中には、「うる星やつら」「のだめカンタービレ」「ベルサイユのばら」など、さまざまなジャンルの人気漫画が登場し、名シーンや名ぜりふを引用しストーリーを盛り上げる。
バナーイさんは「往年の名作から最近の人気作まで、次々と有名漫画が登場するので、かつて漫画を好きだった人も、懐かしい気持ちで読んでいただけると思う。『愛の伝道師』とも呼ばれる山田さんらしく本作もSFをベースにした恋愛譚(たん)となっている。セリフ回しにも注目して、読んでほしい」とも。
19日には発売を記念して、地元書店「TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店(和歌山市松江、TEL 073-480-5900)」に山田玲司さんを招き、バナーイさんとトークイベントとサイン会を開催する。
バナーイさんは「山田さんとのトークイベントは、とても貴重な機会だと思う。たくさんの読者の皆さんとサイン会でお話ししたい」と意気込む。
B6判、208ページ。価格は596円。