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「エフエム和歌山」がAIスピーカー対応に 「声で一発選局」プログラム開発

小型スマートスピーカー「Amazon Echo Dot」と「エフエム和歌山」の山口さん

小型スマートスピーカー「Amazon Echo Dot」と「エフエム和歌山」の山口さん

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 和歌山市のコミュニティーFM放送局「エフエム和歌山」(和歌山市塩屋、TEL 073-444-4803)がスマートスピーカー「Amazon Echo(アマゾンエコー)」に対応して1カ月がたった。

「エフエム和歌山」が対応したスマートスピーカー「Amazon Echo」

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 同スピーカーは昨年11月に米国アマゾン社が日本発売を開始。同局企画・編成スタッフの山口誠二さんは「AIスピーカーには期待していたのですぐに購入したかったが、品薄状態が続き、手に入ったのは発売から1カ月後だった。先行販売した米国ではラジオを聞くために使われていると聞いていたので、早速『Skill(スキル)』の開発に取りかかった」と話す。

 使い方は、トリガーワード「アレクサ」を発声し同スピーカーを起動させた後、「エフエム和歌山を開いて」「エフエム和歌山をスタート」「エフエム和歌山を起動して」などと話しかけると同局の放送が再生される。

 同局は1月9日、エコー対応をウェブサイトで発表。山口さんによれば2月14日現在、300人以上のユーザーが1000回以上「エフエム和歌山」をコールしたという。

 山口さんは「エコーに初期から導入しているラジオアプリ『radiko(ラジコ)』で聞ける放送を除けば、ストリーミングで放送が全て聴ける『スキル』は国内のラジオ局で初めて。音声の認識精度も考慮してシンプルにラジオをかけるだけの機能に絞った。パソコンでも聴くことはできるが、スピーカーだけで再生できるので快適では。ユーザーの利用状況を見ていると常に数人はAIスピーカーでオンエアを聴いてくれているようでうれしい。『エコー』を手に入れたらぜひ試してほしい」と話す。

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