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和歌山・古座川町の宿泊施設で本を持ち寄り交流会 人や地域がつながる場所に

古座川で活動する5人のトークタイム

古座川で活動する5人のトークタイム

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 和歌山・古座川町の旅館「南紀月の瀬温泉ぼたん荘」(古座川町月野瀬、TEL 0735-72-0376)で2月25日、持ち寄った本で交流するイベント「植本祭 蔵書0からみんなでつくる、こざがわ本棚」が開催された。 

本棚から寄贈された本を手にとる参加者たち

 同館は、人と人、人と地域がつながる仕組みを作ろうと、紀州材の家具やまきストーブがあるロビーに本棚を設置。1月に「こざがわ本棚@まちライブラリー」に登録した。「まちライブラリー」は、全国で広がりを見せる本を通じて交流する取り組み。蔵書に著者や寄贈者からのメッセージカードを添えて、利用者がカードに感想を書いて他の利用者と交流を図る。県内では「みんなの学校」(和歌山市米屋町)や「山﨑邸」(紀の川市粉河)、猫の本を集めた「ねこのわ文庫」(那智勝浦町浦神)などが登録している。

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 同館の平見華子さんが、好きな本や思い出の本、古座川を訪れる人に読んでもらいたい本、古座川で暮らしている人と共有したい本をテーマに持ち寄りを呼び掛けたところ、イベントには約30人が参加。当日は事前に送られた本を合わせ、約100冊が集まった。

 イベントでは、同町で活動する5人がそれぞれの取り組みと持ち寄った本を紹介。町役場職員で鳥獣害対策やジビエを担当している細井孝哲さんは、鹿をジビエとして同町の強みにしている活動を紹介し、本は「生涯うなぎ職人 二百年続く老舗『野田岩』の心と技」を寄贈した。同町にある全ての人、物、事を1カ所に集めて情報発信している「古座川商店」を運営する森武志さんは、生産者の顔や思いを一本の線にしていきたいと話し、本は「鮎の道」を寄贈した。

 串本町から訪れた女性は「イベントを通じて本棚やこの場所に愛着が湧いた。すてきな表紙の本や民俗の本など、どれもじっくり読んでみたい」と丁寧に本をめくっていた。

 平見さんは「古座川町の第一線で活躍する本人たちから話を聞けたことや、本を持ち寄ってくれた人から熱意を感じた。これからもつながれる場所にしていきたい」と意気込む。

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