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和歌山市駅周辺まちづくりシンポジウムに市民ら250人 駅ビル、広場、図書館の未来考える

左からパネリストの高橋聡さん、川添善行さん、武内淳さん

左からパネリストの高橋聡さん、川添善行さん、武内淳さん

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 和歌山市民会館(和歌山市伝法橋南ノ丁)で5月23日、「和歌山市駅周辺まちづくりシンポジウム」が開催された。主催は和歌山市と南海電気鉄道。

満席になった会場

 2020年の完成を目指し現在再開発が進んでいる同駅周辺。駅ビルの建て替えのほか、市民図書館の移転や駅前広場の整備など、さまざまな事業が進められている。

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 この日のシンポジウムには和歌山市民を中心に約250人が参加。尾花正啓和歌山市長は冒頭で「和歌山市駅は交通の結節点であるとともに、和歌山の玄関口。市駅周辺では『孫市の会』などまちづくり活動や社会実験『グリーングリーンプロジェクト』など、地域の人が市駅をなんとかしようと取り組んでいてうれしく思う。市駅周辺のまちづくりが和歌山の未来へのまちづくりになれば」とあいさつした。

 基調講演では、「商い創造研究所」社長の松本大地さんが「魅力ある『街』の価値創造」をテーマに、現在まちづくりで世界的に注目を集めるポートランドの事例や、スペインのサン・セバスティアンの事例を紹介した。「幸せな暮らしを作る街は、当事者意識を持った人たちがたくさん住む。そういった人たちは、次世代に良い街をバトンタッチできる力量がある」と話した。最後に、和歌山市へ「街づくりのビジョンの共有と一体開発」「和歌山ローカルファーストによる地域経済循環」「食を強めた魅力作り」「全体最適を作るエリアマネジメント」を提言した。

 後半のパネルディスカッションでは、松本さんがコーディネーターを務め、市民図書館指定管理者の「カルチュア・コンビニエンス・クラブCCCデザイン部 公共サービス企画カンパニー」社長の高橋聡さん、和歌山市駅前広場受注者デザイン監修担当の東京大学生産技術研究所の准教授・川添善行さん、都市再生推進法人「宿坊クリエイティブ」社長の武内淳さん、南海電気鉄道ビル事業部長の橋本佳純さん、和歌山市都市計画部長の西本幸示さんが登壇。「和歌山市のまちづくりや社会課題の解決」「豊富な資源をどう使い切るか」「新しい市駅の活用」の3つのテーマでディスカッションした。

 髙橋さんは「図書館は学びに参加する人たちが集まれるプラットホーム。30万人以上いる都市では、いろいろな道の達人や詳しい人がいる。人や団体を紹介する『レファレルサービス』も提供していきたい」と話す。

 川添さんは「駅前広場は『紀州』の玄関口であるとともに、多様性を受け入れる場所。個性を受け入れ、さまざまなことが起こる広場になればいい場所になる」と話す。

 参加した和歌山市在住の大学生は「専門的なことや難しいことは分からないが、市駅前の再開発で今より良い街になってほしい。そのために自分たちができることを考えていかなければいけない」と話す。

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