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雑賀衆を称えた「孫市まつり」開催迫る-和歌山市民の手作りで10周年

メーン会場の本願寺鷺森別院、顕如400回忌の1990年に建て替えられた

メーン会場の本願寺鷺森別院、顕如400回忌の1990年に建て替えられた

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 城北小学校向かいの本願寺鷺森(さぎのもり)別院(和歌山市鷺ノ森)と周辺で3月30日、「孫市まつり」が開催される。主催は地元有志が結成した「孫市の会」。

過去の鉄砲演舞の様子、彦根・堺・根来からも鉄砲隊が参加するという(画像提供/孫市の会)

 今年で10回目を迎える同イベント。地元商店街が2005年、浄土真宗の顕如上人(けんにょしょうにん)が来和した4月9日を記念した「花まつり」を開き、翌年から「孫市まつり」に名称を改めたという。昨年の来場者数は約9000人。

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 イベント名の由来は戦国時代、天下統一を狙う織田信長に鉄砲傭兵集団「雑賀(さいか)衆」を率いて抵抗したといわれる雑賀孫一(まごいち)。仏敵・信長と対立した顕如は大坂・石山本願寺に籠城し、雑賀衆らとともに信長包囲網を構築した。しかし、信長の勢力拡大で抗戦を断念。和睦後は本願寺を退去し、紀伊の鷺森別院に移ったとされる。

 雑賀孫一は出自や経歴に謎が多く、孫一か孫市かの表記も統一されていない。同イベントでは、和歌山市にちなんで「孫市」としている。

 「大河ドラマがきっかけで、雑賀孫一に興味を持った。自分たちの街に有名な武将がいたので、何か孫一にちなんだことをやりたかった」と話すのは、孫市の会代表の森下幸生さん。

 見どころは、手作りの甲冑(かっちゅう)で街中を練り歩く武者行列。森下さんは「雑賀孫一がどんないでたちだったのか調べるところから始めた。かぶともよろいも自分たちで作った」と、ヘルメットをベースにした自慢のかぶとを手に笑顔を見せた。

 当日は、本物の火薬を使った鉄砲演舞や野外劇、講演会「雑賀衆と鷺森御坊」を披露。また、歴史キャラサミットも開催され、まごりんやゆっきーなど地元のゆるキャラも多数登場する。「生の鉄砲演舞を見ながら、火薬の臭いや振動を感じていただければ。県外はもちろん地元のみなさんとも一緒に盛り上げたい」

 開催時間は11時~16時。武者行列は10時30分、和歌山城一の橋から出発する。

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