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和歌山で園児が新ジャガ収穫 保護者も一緒に食育

「大きいイモが出てきた」とうれしそうに話す園児たち

「大きいイモが出てきた」とうれしそうに話す園児たち

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 和歌山市の山口保育園(和歌山市谷2)で6月4日、園児150人が新ジャガの収穫を行った。

今年の出来は上々、収穫されたイモは園児たちの給食やおやつに出される

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 毎年、園児たちによる新ジャガ収穫体験を行っている同施設。保護者の声に応え今年は70人の保護者も参加した。じゃがいもは植えつけ場所を変えたことが功を奏し、150坪の畑一面に育った男爵イモの収穫量は昨年の1.5倍になったという。

 参加した園児は「大きなイモが土から出てきて面白かった。子どものイモもかわいい。ナメクジも居た」と笑顔を見せた。一緒に参加した母親は「実際に自分の手で収穫することで、より毎日の食べ物に親しみが湧く。自然の恵みに感謝して食べてしい」と話した。

 森下佳彦園長は「畑は園児たちの散歩コースにあり、イモの成長を園児たちはずっと見守ってきた。先日はソラマメを収穫し剥いて、給食やおやつで食べた。自分たちの畑で作ったものを、自分たちで食べる体験は一番わかりやすい食育。ジャガイモなどは1年中スーパーマーケットで出回っているが、季節ごと旬の味を知ってほしい。これからトマトやトウモロコシ、キュウリ、ナス、スイカなど夏野菜の収穫も控えている。これらは園の夏祭りで出すカレーの材料にもなり、子どもたちも楽しみにしている。畑を維持するのは大変だが、園児には田舎ならではの体験を大切にしたい」と話す。

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