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和歌山・屋形町の「イタリア食堂たぶち」にクロアワビタケ使った新メニュー 県産安定供給をきっかけに

「和歌山産黒アワビタケ入りボロネーゼ フェットチーネで」と「自家製 季節の野菜のピクルス」

「和歌山産黒アワビタケ入りボロネーゼ フェットチーネで」と「自家製 季節の野菜のピクルス」

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 和歌山市立広瀬小学校近くの「イタリア食堂たぶち」(和歌山市屋形町、TEL 073-427-2258)に4月、和歌山県産のクロアワビタケを使った新メニューが登場した。

店主の田渕浩さん

 ヒラタケの近縁種で中国南部や台湾で主に栽培が盛んというクロアワビタケ。日本産は少ないが、和歌山県では有田川町や岩出市などで栽培している。傘の表面が黒褐色で独特の風味があり、アワビに似た断面や食感が特徴。

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 同店でクロアワビタケをメニュー名にして提供するのは今回が初めて。以前からクロアワビタケを使った料理は提供していたが、和歌山産ではなかったため供給が安定せず、数種類のキノコを使ったパスタとして提供していた。昨年から県産クロアワビタケの供給が安定し、メニューに取り入れたという。

 店主の田渕浩さんは「仕入れ先の中央卸売市場の関係者から教えてもらった。食べてみると味が良く、珍しさもありメニューに取り入れたら人気が出た。クロアワビタケは他のキノコと比べて特に歯ごたえが良い。チーズとも合うのでイタリアンとの相性も抜群だ」と話す。

 同店は大阪出身の田渕さんが2009年にオープンした。田渕さんは、大阪で飲食業界勤務を経て、専門料理を学ぶため和歌山のフランス料理店で11年半勤務。その後イタリア料理店の立ち上げから約6年腕を振るい、40歳で独立を決意した。「食べる事を大切にする」をコンセプトに田渕さんが体に必要なものを考え、調味料や水などの食材を吟味し、季節のもの、地元のもの、安心なものを選ぶ。席数は、カウンター席7席、テーブル席6席、座敷18席の合計31席。

 「和歌山産黒アワビ茸入りボロネーゼ フェットチーネ」(1,300円)、「和歌山産黒アワビ茸とうめ鶏ミンチのオイルソース チーズがけ」(1,250円)、衣にチーズをまぜて揚げた「和歌山県産黒アワビ茸のチーズ揚げ」(350円)などを提供する。

 そのほか、ランチメニューとして、パスタランチ(ドリンク付き=980円~)、休日限定のCランチ(前菜、スープ、サラダ、パン、パスタ、デザート、ドリンク=1,720円)を用意。ディナーメニューは、前菜7種盛り合わせ(1,300円)、旬の赤身魚で作る「自家製ツナのプッタネスカソース」(1,250円)、玄米と押し麦の「ゴルゴンゾーラとトマトクリームリゾット」(1,300円)、マルゲリータ(900円)など。

 田渕さんは「食材の仕入れに、貴志川の産直市場を利用している。毎週通うと季節の野菜の移り変わりが分かりやすく、メニューを考える参考になる。タイミングが合えば、地元生産者からも仕入れている」と話す。「コンセプトである『食べて健康になる食事』を少しずつ突きつめていきたい」とも。

 営業時間は、11時30分~14時15分(ラストオーダー)、18時~21時(ラストオーダー、木曜・金曜・土曜のみ営業)。日曜定休。

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