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和歌山・有田川で「ぶどう山椒」収穫ピーク 豊作に笑顔の生産者

豊作の「ぶどう山椒」に笑顔の弓庭組合長

豊作の「ぶどう山椒」に笑顔の弓庭組合長

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 有田川町の清水地域で現在、乾山椒(ひざんしょう)用に使う「ぶどう山椒(サンショウ)」が収穫のピークを迎えている。

大粒の実がブドウの房のように実る

 ブドウサンショウは、同町遠井地区で自生していたものを天保時代に植え替えたのが発祥とされるサンショウの品種。その名の通りブドウの房のようにたくさんの実がなる。同町はサンショウの生産量日本一を誇る。

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 サンショウは収穫するタイミングによって用途が異なり、つくだ煮やちりめんさんしょうに使う実山椒(みざんしょう)は5月上旬~6月上旬にかけて収穫を行う。7月上旬からは乾山椒と呼ばれ、乾燥させて粉末状にし、七味の原料や薬品などに使うという。

 「しみず山椒生産組合」の組合長・弓庭一太さんは「今年は豊作で、昨年を大きく上回る90トンの収穫量を見込んでいる。近年はスパイス文化のあるヨーロッパなどのシェフからも高く評価され、生産が追いつかないほどだ」と笑顔を見せる。「地域ブランドとしても知られるようになってきたので、Uターン者はもちろん、農業に興味を持つ人を受け入れていきたい」とも。

 収穫は8月中旬まで続く。加工したサンショウは「道の駅あらぎの里」(三田)や「ファーマーズマーケットどんどん広場」(庄)などで販売するという。