和歌山・新宮の河川遊泳場「高田第一自然プール」(新宮市高田)で7月15日、川開きが行われた。
同プールは、熊野川支流の高田川の一部をロープで区切りプールとして開放する遊泳場。更衣室とトイレ、約30 台分の駐車場を備える。約1カ月半の開放期間に、昨年は7000人以上の観光客が訪れた。山あいの中、泳いでいる魚が見えるほど透き通った川で自然を楽しめる。2011年9月の台風12号で一部被害を受け利用を休止していたが、2013年度から営業を再開。近くの高田第2自然プールは2015年度から営業を再開した。
川開き前日の14日には、熊野川河口近くの「阿須賀神社」宮司が安全祈願を行った。連日暑さが続く中、当日は待ちかねた大勢の観光客が訪れた。
市役所商工観光課の玉井祐貴さんは「きれいな更衣室とトイレを完備しており、地元の親御さんたちに人気がある。海と比べ、川の水はベタつかないので後片付けも楽。監視員も常駐しているので安心して遊んでほしい」と来場を呼び掛ける。
吹田市から来たという家族旅行客は「大雨でどうなるか不安はあったが、3連休なので家族で来た。泳いでみるとちょっと水が冷たいが、水がきれいで穴場なので安心して楽しめる。一度来たことがあるが、自然が魅力的で子どもが喜んでくれる」と笑顔を見せていた。
営業時間は10時~17時。入場無料。8月31日まで。