和歌山市役所1階に4月1日、コンビニエンスストア「サークルKミニ和歌山市役所店」(和歌山市七番丁、TEL073-421-3151)がオープンした。庁舎内にコンビニが出店するのは県内では初。
本庁舎1階にあった売店を廃止し、売り場面積を10平方メートルから70平方メートルに拡張。事業者を募ったところ、コンビニの出店が決まった。
「市民から『もっと品ぞろえをよくしてほしい』という要望があり検討を重ねてきた。利便性を考え、専門の民間業者にお願いすることになった」と職員厚生課の東山雅彦さん。
売店で取り扱っていた切手や印紙類は引き続き販売する。コンビニコーヒーやたばこも取り扱うが、アルコール類と医薬品は販売しない。観光客向けに和歌山市のグッズも取り扱う。
営業初日は好天で、最高気温は19度。オープン前日には和歌山地方気象台がソメイヨシノの満開を宣言したこともあり、和歌山城周辺には花見客らが多数訪れた。同コンビニには、18時の時点で当初の予想を上回る約1000人の来店客があったという。
「利便性はもちろん、サービスの質を向上させていければ」と南篤志店長。「スタッフ一人一人がお客さまから指名を頂けるような、地域に根付いた店を目指したい」とも。
営業時間は7時30分~21時。