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和歌山駅で障がい者アートのエコバッグ販売 21種のかんきつ名でミカンかたどる

完成した「hirochikaバッグ」を手にする製作メンバー

完成した「hirochikaバッグ」を手にする製作メンバー

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 「hirochika(ヒロチカ)バッグ」の販売が9月7日、おみやげ街道JR和歌山駅中央口店で始まった。製作は共助のまちづくり協会「アートサポートセンターRAKU(ラク)」(和歌山市美園町5)。

おみやげ街道JR和歌山駅中央口店で販売されている

 同センターは、2012年設立の障がい者文化活動施設。表現活動を楽しむワークショップや作品展、交流活動を通じて、障がい者の社会活動への参加を支援する。

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 ヒロチカバッグには、自閉症で「一麦会くろしお作業所」(楠本字)に通所する岡田弘央(ひろちか)さんが書いた21種類のかんきつ類の名前をプリントした。かんきつ名が集まり大きなみかんの実になるようデザインした。

 文字を書くことが好きな岡田さんは、よく仕事前に文字を書くという。これまでも「梅干し」などの文字でポストカードを作成、イベントなどで販売してきた。ポストカードで見た人から「和歌山で春先に出回るかんきつ類の名前を書いてみればどうか」とアドバイスがあり、同バッグ誕生につながった。昨年11月の障がい者アートを楽しむイベント「happyアートday」のクラウドファンディングのリターン品として用意したところ、JR職員の目にとまり、駅で土産として販売することになった。

 製作メンバーの越部早絵さんは「偶然バッグを見てくれたJR職員さんに『和歌山らしくていいバッグでしょ』と話したら、『食べ物以外の地元のお土産を強化したいので販売したい』と連絡があり驚いた。真剣に考えてくれてうれしい。プリントは1枚ずつ手作業なので時間はかかるがやろうと決めた」と話す。

 同協会理事長の島久美子さんは「これまでの作業所の商品はクッキーやパンなどが多かったので、アートサポート活動が始まった時に、個人の力を生かした商品を増やそうとアート雑貨などを作る取り組みを行ってきた。これまでやってきたことの積み重ねが、実ってうれしい。和歌山の新しいお土産として買ってもらえれば」と話す。

 バッグは、幅275ミリメートル、高さ520ミリメートル(持ち手含む)のB5サイズ。670円。おみやげ街道JR和歌山駅中央口店の営業時間は7時~21時。