フルーツカクテルやジュースを提供するカフェバー「SouthWest cafe(サウスウエストカフェ)」(和歌山市吉田、TEL 073-436-8553)が、和歌山市・アロチエリアに移転して1カ月がたった。
同店は1998年8月、けやき大通り沿いの北ノ新地中六軒丁にオープン。店主の小山よしおさんは、高校卒業後食品メーカーや地元スーパーの魚店、ショットバーでの勤務を経て独立した。昨年12月に店舗を火災で焼失し移転。店舗面積は前店舗の約1.5倍となる35坪。席数は、カウンター席8席、テーブル席36席。
県産の果物を中心に旬の果物を仕入れ、フレッシュジュースやカクテル、スイーツなどを中心に提供する。10月からは、洋ナシやマスカット、巨峰、ミカン、カキなどを順次入荷するという。そのほか、県産ウメの甘露煮やシロップ漬けなどを使い、県産果物で作るフルーツポンチ「わかやまポンチ」も提供。小山さんは和歌山県が推進する「全国わかやまポンチ協会」の総裁を務め、県外での啓発活動を行う。
ドリンクメニューは、季節のフルーツを使ったジュースまたはカクテル(1,200円~)、わかやまポンチ(1,300円)、カクテル各種(900円~)、アイリッシュコーヒーなどのホットカクテル、ウイスキー各種(以上1,000円~)、生ビール(800円)、オリジナル焙煎(ばいせん)コーヒー(600円)など。
フードメニューは、移転後に追加した新メニュー自家製トマトソースのピザやパスタ(以上1,000円~)、自家製ピクルス(700円)、日替わりカルパッチョ、ジビエが入ったソーセージ盛り合わせ(以上1,000円)、自家製生チョコ(800円)など。
小山さんは「新店舗では厨房スペースを広くとって、料理に力を入れる。味はもちろんのこと、視覚的にも楽しんでもらえるよう盛り付けも工夫している。しっかりとした食事も出せるので1次会やパーティーにも活用してほしい」と話す。「アロチは自分が生まれ育った街なので、20周年を迎えて、帰るべき場所に帰ってきた感じがする。商工会議所の仲間、友人などたくさんの人に助けてもらって店を再開できたので、この街に恩返ししていきたい。アロチは『夜の街』のイメージだが、他の店とも協力して、一般の人が入りやすく回遊できる街にしていきたい」と意気込む。
営業時間は19時~翌3時。日曜定休。