寝具店「ふとんのにしなか」(和歌山市六十谷、TEL 073-461-0118)が12月23日、創業70周年を迎えた。
同店は1948(昭和23)年に六十谷駅前で米と綿の販売を開始。1971(昭和46)年に県道7号粉河加太線沿いに移転。2009年に現店舗へ移転した。店舗面積は30坪。
掛け布団や敷布団、ベッドフレーム、ベビー布団、パジャマなどの寝具用品を扱う同店。昭和時代は布団の仕立て直しを多く扱っていたが、現在は体格や姿勢などから寝心地の良さを考え、睡眠の質を重視した素材の商品を提案し、販売・オーダーメイド・リフォームに対応する。
創業者の西中武士さん、息子の康浩さんに続き、今年1月に孫の孝樹さんが3代目店主を引き継いだ。孝樹さんは6年前から家業に携わるようになり、自身や家族で寝心地を確かめ、寝具や睡眠、接客に関する勉強、産地の視察などから技能を身に付けてきたという。
孝樹さんは「若い人は体力があってどの寝具も難なく使えるが、素材によって睡眠の質は大きく変わる。取り扱う寝具は自分で使って、洗濯や干すことも含めた使用感を試して、その人の体に合ったものや汗の吸収が良いものなど、素材に自信のある商品を提案している」と話す。「眠りの質を高めるお手伝いをしたいので、他店で買った商品のことでも気軽に相談してもらえたら」とも。
営業時間は9時~18時。火曜・祝日定休。