勉強会「被災、そのとき、ファシリテーションができること」が3月3日、和歌山市NPOボランティアサロン(和歌山市本町2)で開催される。主催は「日本ファシリテーション協会(FAJ)和歌山サロン」(万町)。
同グループは、和歌山市を中心に活動し、年2回の定例勉強会のほか、毎年4月~10月の毎週土曜日の朝に1時間の勉強会を開催する。
当日は、地震や水害などの大規模災害後の復興現場での支援をテーマにする。同協会災害復興支援グループの浦山絵里さんが、復興現場でファシリテーションを活用した支援の体験談を交えながら、板書の実践などを通じて自分たちにできることを参加者と考えるワークショップを行う。
浦山さんは「ファシリテーターは、会社など組織内の話し合いの推進役を期待をされることが多いが、災害復興支援グループでは避難所や、支援者と行政の情報共有会議など、組織や立場の異なる人同士の話し合いの場で進行や板書をする。言ったことをただ速く書くだけではなく、話し合いを可視化するスキルが必要になる。災害時にファシリテーションのできることを皆さんと考えていく学び合いの場にしたい」と話す。
和歌山サロンの穂藤友美さんは「和歌山は台風や地震など災害の多い地域なので、災害の現場で実際に活動した人から話を聞き、自分たちにできることを考えたい。ファシリテーションがビジネスや日常生活だけでなく、災害時にも役立つことを実感してほしい」と話す。「一緒にファシリテーションを学ぶ仲間が増えれば」とも。
開催時間は12時30分~17時。参加費は500円。事前申し込みが必要。