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和歌山発の障害者福祉情報サイト「ふくりっち」開設 授産製品の販路拡大へ

(左から)授産製品を手にする「授産製品販促プロジェクト」メンバーの澤田さん、矢野さん、市障害者支援課の目良さん、同プロジェクトメンバーの中井さん

(左から)授産製品を手にする「授産製品販促プロジェクト」メンバーの澤田さん、矢野さん、市障害者支援課の目良さん、同プロジェクトメンバーの中井さん

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 就労継続支援事業所利用者が製作した品物などを扱うウェブ通販サイト「和歌山市障害者福祉情報サイト ふくりっち」が1月7日、開設された。運営は「授産製品販促プロジェクト」。

和歌山市の就労継続支援事業所利用者が手掛けた授産製品の一部

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 「福祉を豊かに」をコンセプトに、就労継続支援事業所の利用者が作る自主授産製品の販売する同サイト。現在は3事業所、商品約40点を販売するほか、ブログで事業所や商品の紹介を行う。

 運営メンバーは就労継続支援事業所で働く職員など、30代の男女6人。代表の澤田淳さんは元システムエンジニア。現在は障がい者の就労支援の仕事をしながら「IT業界の視点を取り入れて障害者福祉を豊かにできないか」と考えていたという。市の障害者支援課が「障害者施設授産製品の周知および販売の促進」をテーマに事業計画を募集していることを知り、同プロジェクトを発足した。

 同メンバーで事業所管理者の矢野好生さんは「このプロジェクトに参加してウェブサイト制作をしたことがきっかけで、自分の事業所でも自主授産製品を作り始めた。オンラインショップ以外のコンテンツも充実させ、アクセス数アップを目指したい」と話す。

 澤田さんは「就労継続支援事業所の自主授産製品はこれまでイベントや行事などの出店で売ることがほとんどで販路が限られていた。事業所へのアンケートでも販路が少ないという声が寄せられている。製品の売り上げが利用者の工賃となるので、販路を広げ、工賃を増やし、事業所の課題を解決していきたい」と話す。「目標は和歌山市内すべての就労継続支援事業所自主授産製品を掲載すること。いい商品を広く知ってもらい、買ってもらって利用者の生活の向上につなげたい」と意気込む。

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