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「紀州海南ひなめぐり」に多くの家族連れ 1000体のひな壇と記念撮影も

海南駅改札前に展示されている「千体雛」前で親子らが撮影する様子

海南駅改札前に展示されている「千体雛」前で親子らが撮影する様子

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「紀州海南ひなめぐり」が開催中の海南駅周辺は3月3日、家族連れでにぎわった。

駅前一番街で披露された海南市巽地区の「たつみ親子太鼓」による和太鼓演奏の様子

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 海南市内134カ所に約2000体のひな人形を展示する催し。駅前商店街「駅前一番街」では、眼鏡をかけた人形やはちまきを巻いて勉強する人形など、店ごとに工夫を凝らし飾り付けたひな人形が訪れた人々を楽しませる。

 ひなめぐりは、紀州漆器の産地として知られる同市の産業と文化の発展を目的に2011年に始まり、今年で9回目。実行委員長の東美智さんは「ゆっくり海南市内を歩いて見て回って、海南市の魅力を見つけてほしい」と話す。

 当日は、農水産物やハンドメード商品を販売する青空市「A・GA・RA(あがら)マルシェ」が開かれ、海南駅前で市立第三中学校(鳥居)吹奏楽部や「たつみ親子太鼓」(巽地区)などが演奏を披露した。

 海南駅構内の「千体雛」を鑑賞した岩出市在住の子連れの女性は「SNSで『千体雛』の写真を見つけて、電車でやって来た。自宅には7段飾りはないので、この機会に歌に出てくる五人ばやしを子どもに見せたかった。海南市のことを知って、もっと和歌山のことを知りたくなった」と笑顔を見せる。

 「紀州海南ひなめぐり」は3月15日まで。

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