書店「荒尾成文堂 アラオ打田店」(紀の川市打田、TEL 0736-77-7424)が2月22日、リニューアルオープンした。経営は「荒尾成文堂」(同)。
同店は、書籍売り場を70坪から20坪に縮小し、文具コーナーを20坪から50坪に拡大。併設するコンビニエンスストアと共に店舗を敷地北側へ移転し、両店共有の駐車場を拡大した。
社長の和泉美知さんは紀の川市での子育て中に絵本を買い求め、和歌山市の宮井平安堂(現在は閉店)まで行っていた経験から、1991年に打田店、1996年に岩出店を開店した。「子どもたちに本を読んでほしい」「字や絵を書いてほしい」との思いを込め、児童書や児童文具を中心に扱う。
和泉さんの兄・荒尾寔さんは新宮市で1940(昭和15)年創業の「荒尾成文堂」(新宮市千穂)を経営する。和泉さんは独立する際に「荒尾成文堂」の名前を受け継いだ。
和泉さんは「1つのものを長く大切にしてほしい。特に絵本は、子どもの時に親に読んでもらい、自分で読むようになり、大人になって子どもに読み聞かせるなど、年齢に応じて感じ方が変わる。活字離れが進んでいるが、『書店で買いたい』という人のためにも細く長くやっていきたい」と話す。
営業時間は10時~21時。
※荒尾寔さんを兄に訂正しました。(3月14日 18:00訂正)